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台本作成や素材収集など縦型ショート動画制作を効率化、AI動画作成ツール「Ticta」クローズドβ版提供開始

 株式会社ビットランドは6月30日から、AI動画作成ツール「Ticta(ティクタ)」クローズドβ版の提供開始を発表した。台本作成から素材収集、効果音、字幕、動画出力までを完結し、縦型ショート動画制作の効率化を支援するという。

「Ticta」は、台本作成から素材収集、効果音、字幕、動画出力までを一貫して効率化し自動化する、縦型ショート動画に特化したAI動画作成ツール。実証実験では、30アカウント以上のTikTokやYouTube ショート、Instagram リールを実際に運営し、全体最適を行った結果、最大90%効率化できたという。

「Ticta」トップページ(画面は開発中のもの)

「Ticta」では、従来の動画制作フローをAIが効率化、自動化し、個人・企業の動画量産を可能にするとしている。例えば、従来はトレンド分析や台本作成には多大なリサーチが必要だったが、「Ticta」では再生数の多い動画を自動収集して分析し、トレンドに合わせた台本をAIが生成する。また、従来、日本語字幕が不自然に切れてしまうと手動で修正が必須だったところを、日本語特化の字幕整形エンジンで自然な文節で区切りを入れるという。

 効果音(SE)についても、従来は手作業で行い属人性の高い作業だったが、「Ticta」では台本の文脈を理解して適切なタイミングで効果音(SE)を自動挿入。時間のかかっていた素材探しについても、AIが画像や動画の素材を収集、もしくは生成してサポートするという。

 ビットランドでは今後、一般公開を視野に入れたパブリックβ版のリリースを予定しているという。加えて、SNS連携による自動投稿機能やジャンル特化テンプレート(美容、コスメ、教育、レビューなど)の追加、長尺ウェビナー動画の自動ハイライト抽出やショート動画化、音声合成・キャラ生成などとの統合による完全自律型AI動画エージェント化などの機能強化を進めて行きたいとしている。

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