スマート・フォレスト、森林吸収系Jクレジット創出支援ツール「CO₂吸収量試算ファイル(北海道版)」公開
脱炭素支援およびコンサルティングなどを手掛ける株式会社スマート・フォレストは、森林吸収系Jクレジット創出を支援する「CO2吸収量試算ファイル(北海道版)」を開発し、6月25日にWeb上で無償公開を開始した。
同ツールは、Jクレジット制度に基づく森林管理プロジェクトの登録を検討する自治体・森林組合・事業者などが、プロジェクトによるCO2吸収量を手軽に試算することを目的とした支援ツール。林野庁が公開している吸収量試算表をベースに、北海道が定める「収穫予想表」のデータを入力可能な構成とし、森林経営計画の数値を反映することで試算の精度を高めているという。
森林経営計画のデータをコピーすることで、クレジット算定に必要な森林経営の実績と計画を自動で分析。従来はコンサルタントなどに依頼が必要だった複雑な算定作業を、最短5分程度で完了させることができるという。無償で利用可能とのことで、CO2吸収量算定を経費や運用面から取り組みに消極的だった団体や事業者でも気軽に利用できるとする。
今後、今回の北海道版に続き、全国のそれぞれの地域特性に応じた試算ファイルを以下の予定で順次公開していく予定だという。
九州エリア:2025年8月
東北エリア:2025年9月
中国四国エリア:2025年9月
近畿エリア:2025年10月
中部エリア:2025年11月
関東エリア:2025年12月

























