客室清掃業務の効率化と情報共有を促進 「WASIMIL」、ホテル向け「清掃管理アプリ」リリース
宿泊業界向けのAll-in-One型ホテルDXシステム「WASIMIL(ワシミル)」を展開する株式会社AZOOは6月20日に、客室清掃業務の効率化とフロント・清掃スタッフ間の情報共有強化を目的とした「清掃管理アプリ」の正式リリースを発表した。
「WASIMIL」の新機能として追加された「清掃管理アプリ」は、清掃スタッフ一人ひとりが自分の担当する客室とタスクをスマートフォンで確認・管理できるという専用アプリケーション。アプリはPMS(宿泊管理システム)と連携し、チェックアウト後の客室や緊急清掃が必要な客室を自動的に割り当て、タスクごとに「完了」「進行中」「未対応」などのステータスを更新する。
また、客室ごとの状態(清掃済み・点検済み・未清掃など)も一覧で確認できるため、フロント・清掃スタッフ間のやり取りを減らしながら、スムーズな客室運用の実現できるとしている。アプリは日本語と英語の2言語に対応し、外国籍スタッフも直感的に使えるシンプルでわかりやすい操作画面を採用しているという。
従来のように清掃計画を紙の資料で作成して現場に配布し、清掃状況の把握を電話や口頭で行っていては伝達ミスや対応が遅れる恐れもある。清掃管理アプリを導入することで、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を使って遠隔でも清掃状況の確認・指示が可能になるほか、フロントと清掃スタッフ間のコミュニケーションもアプリ内で完結させることができ、業務の効率化と正確性の向上に寄与するとしている。
「清掃管理アプリ」の主な機能としては、以下が挙げられている。
・PMS(宿泊管理システム)連携による自動タスク配信
チェックアウト情報をもとに清掃タスクを自動割り当て
・リアルタイムでの清掃ステータス更新
清掃スタッフがスマートフォン上でステータスを即時更新。最新の清掃状況をフロントと共有
・部屋割りと作業一覧の自動表示
担当者は自分の割り当て部屋数と状態(清掃前・清掃済・点検済)を確認・更新可能
・優先度表示と緊急対応
緊急清掃などの優先度がタグ表示され、重要タスクを見逃さず対応可能
・多言語対応
外国人スタッフの増加を受け、アプリは日本語と英語の多言語インターフェースに対応


























