リース企業の資産管理をAIでサポート 「Ai Workforce リースソリューション」提供開始
株式会社LayerXは6月17日に、同社が提供するAIプラットフォーム「Ai Workforce(エーアイ ワークフォース)」において、リース企業の資産管理に特化した「Ai Workforce リースソリューション」の提供開始を発表した。
「Ai Workforce」は「企業と共に成長する」をコンセプトとしたAIプラットフォーム。エンタープライズ企業を中心に、「AIワークフロー」機能を活用して企業ごとに異なる業務プロセスをAIに教えることで、営業・法務・人事・研究開発といった業務におけるドキュメントの管理・作成・レビューを支援してきたという。
今回提供を開始する「Ai Workforce リースソリューション」は、リース企業の資産管理業務に特化したAIワークフローを構築しており、 導入後すぐに利用できるとのこと。見積書をアップロードするとAIが明細データを抽出・整形し、物品の分類やコード付与を自動化。業務の内容に即してカスタマイズしたExcelテンプレートへの自動転記やCSV変換までを、ワンクリックで行うという。
特徴として挙げられているポイントは以下の通り。
●非定型の見積書の読み取り・前処理
見積書をアップロードするだけで、さまざまな様式の見積書を読み取る。AIの自動処理によって資産管理に必要な明細データを自動で抽出・整形する。
●マスタデータの連携による項目補完
耐用年数などを特定するために、マスターデータ(CSV形式)を連携可能。 ルールベースでのひもづけをはじめ、LLM(大規模言語モデル)を活用して適したデータのひもづけも可能とのこと。
●柔軟な出力形式(エクセルテンプレートの登録)
CSV形式での出力をはじめ、エクセルテンプレートを登録することも可能。ユーザーが利用するフォーマットを登録できるため、既存の業務プロセスを大きく変えることなく導入できるという。
●蓄積したデータを活用できる
読み取った明細データは、Ai Workforce上に蓄積可能。Ai Workforceのエージェント機能を使うことで、ユーザーが自然言語で質問をすると、AIが関連するドキュメントを自律的に調査し、意思決定に役立つ情報をレポート形式で返答するという。
今後は、さらなる精度の向上・AIを活用した業務体験の向上を通じ、50%水準の業務時間削減を目指すとしている。




























