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社内の情報や文書をAIが検索し要約して回答、企業向けAIツール「Smart Doc Finder」提供開始

 株式会社Co-TechLabは6月10日に、社内情報の検索とナレッジ継承を支援するAI活用ツール「Smart Doc Finder(スマートドックファインダー)」のリリースを発表した。同ツールは、「社内情報が見つからない」「属人化したノウハウが継承されない」といった課題を、生成AIで解決を図るAIドキュメントプラットフォームだという。

「Smart Doc Finder」は、企業内に蓄積されたドキュメントやノウハウをAIで一括検索し活用できる社内専用のAIツール。自然言語による検索が可能で、「誰に聞けばいいか分からない」「どこにあるか分からない」などの情報探索のストレスをゼロにするという。

 主な特徴として、社内サーバー上での運用が可能な点。外部クラウドを使用せず、機密情報の漏洩リスクを抑えられるという。また、部署別や目的別に情報を分類し整理できるポータル機能を搭載し、検索性・活用性を向上。

 複数のLLM(大規模言語モデル)を組み合わせ、用途や業務内容に応じた構成を選択可能な点も特徴だという。自社サーバー上でも高精度なAIをコストを抑えて運用でき、プロンプト設計やドキュメント最適化により、限られた計算資源でも高いパフォーマンスを実現するとしている。

 加えて、大きな特長として、ユーザーの「聞きたい」ことに即答できるAIインターフェースが挙げられている。例えば、総務部署なら「就業規則や社内マニュアル」、営業部署なら「見積書の書き方」や「顧客折衝の過去事例」、経営層なら「AIを使った事業レポートの要点」などというように、部署や役職を問わず、自然な言葉で質問できるという。回答の裏側では、指定の大規模言語モデル(例:ELYZA、SWALLOWなど)とRAG(検索拡張生成)技術を連携し、社内のさまざまな文書やナレッジを横断的に検索し要約し返答をするとのこと。「AI秘書」のような環境を実現するという。

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