フェラーリとHPが共同開発、初の左右非対称デザインをマイアミGPでお披露目 PVCフリー素材で環境にも配慮
日本HPは5月21日、HP Inc.(本社:アメリカ)とスクーデリア・フェラーリが共同開発したマイアミ・グランプリの特別カラーリングを披露したと発表した。これは両社のタイトルパートナー契約一周年を記念して、4月30日にマイアミで発表されたもので、近未来のデザインとテクノロジーの可能性を拡げる新しい試みだ。
フェラーリの赤とHPの白、エレクトリックブルーが見事に融合したこの特別カラーリングは、両社が共同開発した最先端のカラーリング・ラッピングテクノロジーによって実現された。これにより、車体フィルムが最大14%軽量化されるとともに、17%薄型化したという。さらに、耐熱性が向上したことも特筆に値する。素材はPVCフリーで完全にリサイクル可能なため、環境にも配慮したデザインである。
また、このカラーリングはフェラーリの歴史の中で初めて左右非対称のデザインを採用することで、よりダイナミックかつ革新的な視覚効果を生んでいる。それは、ただのスタイリングに留まらず、スカッドリーア・フェラーリとHPという異なるビジョンが響き合う形で未来を切り拓こうとする意志を示すものだ。
さらに、フェラーリの本拠地マラネッロやサーキットにおいても、HPのノートPCやワークステーションを活用し、チーム全体の効率性やコラボレーション能力を改善。これらは、技術とデザインによって仕事のやりがいと生産性を高めるという両社の尽力を象徴している。