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現場を変えるAIトランシーバー「LINE WORKSラジャー」徹底活用術 第4回

LINE WORKSラジャー特別編4

LINE WORKSラジャー 騒がしい現場でもBONX Stickで声だけ届ける

2025年07月11日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●MOVIEW 清水

提供: LINE WORKS

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 仕事で使えるビジネス版LINEである「LINE WORKS」の連載では、アカウント作成の基本からビジネスシーンでの活用術、便利なTipsなどを紹介していく予定。今回はLINE WORKSラジャー特別編の4回目として周囲が賑やかな環境で使えるLINE WORKSラジャー対応「BONX Stick」を使ってみた感想を紹介する。

 建設現場やイベント会場、工場のライン――常に音が飛び交い、指示が届きにくい現場でも、正確で即時なコミュニケーションは欠かせない。そんな現場の声を、文字として“残す”ことまで可能にしたのが、トランシーバー型コミュニケーションアプリ「LINE WORKSラジャー」だ。そして今、騒音環境に強いマイクデバイス「BONX Stick」との連携により、ラジャーの活用は新たなステージへと進化している。本稿では、現場の声を“そのまま伝える、そして残す”ためのベストな組み合わせ、「LINE WORKSラジャー × BONX Stick」の実力を改めて紹介していく。

 トランシーバーのように音声コミュニケーションできるうえに、LINE WORKSのようにテキストコミュニケーションもできるLINE WORKSラジャーは様々な現場で活用できる。マイク付きイヤホンやヘッドセットを利用すれば、周りの人に相手の声が聞こえることもないし、ハンズフリーなので手作業しながら会話できるのが便利だ。

 前々回、「LINE WORKSラジャーをイヤホン・ヘッドセットでスマートに使う! 100均有線イヤホンでもOK!」で紹介したように100均の有線イヤホンでも利用できるのだが、業種によっては色々なニーズがある。例えば、介護や飲食でLINE WORKSラジャーを使う際に耳の穴をふさぎたくないなら、「ambie AM-TW02」が便利だ

 今回は、機械が動いている工場や建設現場の騒音下や、イベント現場のような人ごみの騒がしい場所でLINE WORKSラジャーを使う際に便利なアイテム、「BONX Stick」のレビューを紹介する。

「BONX Stick」なら周囲の音を拾わず、話者の声だけを伝えることができる

周囲の騒音をカットするMagic Focus Voice搭載マイクデバイス

 騒音の多い現場で一番困るのが、雑音に埋もれて声が聞こえないことだ。従来のトランシーバーでも、電波が悪かったり、性能が低かったりすると声が聞きにくく、聞き逃しや聞き間違えが頻発していた。人が行き交う現場では、安全性に関わる問題になることもある。

 そこでお勧めなのが「BONX Stick」だ。NTTソノリティとBONXが共同開発したコミュニケーションデバイスで、周囲の騒音をカットし、話者の声だけを相手に届ける優れた集音技術を搭載しているのが特徴だ。今年2月にLINE WORKSラジャーに対応した。

 NTTの特許技術である「Magic Focus Voice」を搭載しており、Bluetooth接続のスマホ用マイクデバイスでありながら周囲の騒音を的確に除去して発話者の声のみを拾い、相手にクリアに伝えることが可能。例えば建設現場のような激しい騒音下や、BGMが大音量で流れる店内でも、BONX Stickなら相手と快適に会話できる。

コンパクトな「BONX Stick」。価格は3万円(税抜)

■BONX Stickの主なスペック
マイク方式:MEMSマイク(全指向性)×2
本体サイズ:縦約60mm×横約26mm×厚み約25mm(クリップ含む)
重さ:約29g
バッテリー:リチウムイオン電池
充電方式:USBケーブル(USB Type-C)または専用充電器
充電時間:約1.7時間
連続通話時間:
BONX WORK利用、BONX intro knotイヤフォン使用時:最大17時間
BONX WORK利用、他社製イヤフォン使用時:最大15時間
Bluetooth:Ver.5.3/BLE、Power Class1、最大通信距離10m
対応プロファイル:HFP、A2DP、AVRCP(Classic)
対応コーデック:SBC、CVSD、mSBC(Classic)
対応端末:iOS、Android
防水防塵性能:IP54

ニーズに合わせて接続する有線イヤホンを選択できるのが○

 「BONX Stick」はPTT機能付きのBluetoothマイクで、3.5ミリイヤホンジャックを備えている。手持ちの有線イヤホンを接続し、利用するスタイルだ。

 実はイヤホンが付いていない、というのはデメリットではなく、とても大きなメリットとなる。職場でデバイスを共用する際も、各自が自分専用のイヤホンを使用できる。これまでのように、複数人で同じイヤホンを使い回すことがないため、衛生面でも安心なのだ。たとえ拭いたとしても他の人が使ったイヤホンを耳に入れたくない、という人も多いはず。コロナ禍を経験した現在、この配慮は多くの現場で評価されるポイントだろう。

 また、個人の耳の形状に合わないという問題も解決される。有線タイプであれば、オープンイヤー型やカナル型、スポーツ用など、作業環境や個人の好みに応じてイヤホンを選択できる自由度もありがたい。

 経営サイドから見ると、導入コストを最適化できるというメリットもある。「BONX Stick」本体の導入は最小限の台数に抑え、安価な片耳イヤホンを人数分用意すれば運用できるのだ。故障時のメンテナンス性もよく、イヤホンが壊れても、その交換だけで済むため、高価な本体を修理に出す必要がない。

ミニジャックに手持ちの有線イヤホンを接続する

ユーザーの声をクリアに届けてくれる! 長時間駆動も安心

 Bluetoothでペアリングすれば、LINE WORKSラジャーアプリで会話できるようになる。本体のボタンを押し、話始めればいい。もちろん、ボタンの長押し通話にも対応する。

 本体のクリップで胸元に装着しておけば、特に意識せず普通に話すだけできちんと集音し、相手に伝えてくれる。周囲の雑音は相手に伝わらず、音質がクリアなのがありがたいところ。しかも、近くにいる人が大きな声を出しても、カットしてくれるのがすごい。単純なノイズキャンセルではなく、音が2つのマイクに到達する時間差を利用した「ビームフォーミング」で話者を特定し、「スペクトルフィルター」で雑音を除去して音声だけを抽出している。あくまで、ユーザーの声だけを届けてくれるのだ。

 スイッチが大きいので、飲食店の洗い場などで手袋をしている場合でも操作しやすいのがいい。防水防塵性能もIP54で、ランク5の防塵性能とランク4の防水性能を持っており安心して使える。

本体のボタンを押して会話できる

Bluetoothで「BONX Stick」とスマホを接続する

 バッテリー駆動時間が長いのも心強い。充電時間は約1.7時間で、最大15時間も利用できる。また、「BONX intro knot for Stick」を利用すれば、最大17時間となる。充電を忘れがちな現場作業者にとって、この長時間駆動は大きなメリットと言える。

最大17時間利用できる専用デバイスの「BONX intro knot for Stick」。価格は6000円(税抜)

 騒々しい環境でLINE WORKSラジャーを利用するなら、「BONX Stick」の導入を検討してみてはいかがだろうか。

 これまでにもご紹介してきた通り、LINE WORKSラジャーには、話した内容を高精度なAIで文字起こしし、確認や振り返りに活用できる機能が搭載されている。BONX Stickを組み合わせることで、騒音下でもクリアな音声入力が可能となり、現場での正確な文字起こしが実現。これにより、「言った・言わない」の防止や、ヒヤリハットの記録・共有といった業務の可視化が大きく進む。

 従来のトランシーバーでは困難だった“現場の記録性”を高める手段として、LINE WORKSラジャーとBONX Stickの連携は、音声コミュニケーションの新たな標準となる可能性を秘めている。

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