時制や文脈など考慮した文章校正を可能に Shodo、生成AIによる校正をWordで直接行う機能リリース
株式会社ゼンプロダクツは5月1日に、同社が提供するAI校正サービス「Shodo」において、Wordから生成AIによる校正を直接行える機能を正式リリースした。従来と比べて、時制や文脈などを考慮したより幅広い校正が可能になったという。
「Shodo」はAIによる文章の校正をブラウザーやMicrosoft Wordで利用できるWebサービス。今回、生成AIによる校正を導入することで、時制や一般的な常識、文脈を考慮した、より幅広い校正や校閲が可能になったとのこと。チャットAIに毎回文書をコピー&ペーストしてチェックする手間を削減しつつ、原文に対して指摘する形式で校正を受けられるため該当箇所を確認しながら推敲できるという。
「Shodo」の生成AI校正では、これまでの誤字脱字や変換ミス、表記不統一のチェックだけではなく、以下のような項目をチェックし指摘するという。
・「昨日、待ち合わせをする」のような、時制を間違えた文の指摘
・「私と清原の3名で伺います」のような、文脈との相違がある文の指摘
・「豪州の首都シドニーでの開催」のような、常識の間違いがある文の指摘
「Shodo」の生成AIによる校正はユーザーの文章を学習しないため、他の利用者に文章や情報が漏えいすることはないとのこと。また設定画面から生成AIを無効にすることも可能で、生成AIを使わずに執筆や校正をしたい場合も利用できるという。
「Shodo」はダウンロード版のMicrosoft Wordのほか、Microsoft 365やiPad上でのWordアプリでも利用可能。ただし、Legacy EdgeやInternet Explorer 11では動作しないとのこと。


























