OCRと生成AIの統合で紙資料や電子ファイルを自動データ化、「カルクペーパー」提供開始
株式会社MAKOTO Primeは4月27日に、紙資料や電子ファイルを自動でデータ化する生成AIツール「カルクペーパー」の提供開始を発表した。企業内の紙やPDFなどの書類をアップロードすることで、OCRと生成AI技術により自動で分類、構造化したデータに変換して業務の効率化を図る。
「カルクペーパー」は、ノーコードで運用可能でエンジニアでなくても利用可能なほか、多種多様な書類をカテゴリーや項目ごとに分けてデータ化し活用することで、企業全体の生産性や競争力の向上に寄与するとしている。
特徴として、紙やPDの書類を自動でデータ化する際、従来のOCR技術に生成AIを組み合わせることで、より正確で効率的なデータ入力を実現しているという。また、PCで利用する場合はPDF、Excel、Wordなどのファイルをアップロードすることで、スマホの場合は写真を撮るだけで、紙の資料はスキャナーを通すだけで利用できるなど、詳しい知識がなくても手軽に操作できるように設計しているとのこと。
加えて、従来のOCRでは特定のフォーマットに限定されがちだったというが、「カルクペーパー」ではさまざまな書式の書類を読み取れ、業務プロセスの多様なニーズに応えるとしている。例えば、請求書のフォーマットが複数あっても、請求書用の読み取り設定をひとつ作成することで、他の請求書を読み取れるようになるという。
読み取った後のデータはエクセルやCSVデータとして出力し、他のシステムとも連動できるとのこと。例えば、請求書や領収書から日付・取引先名・金額・摘要などを抽出し、会計システムへの連動データを作成することや、契約書から抽出した契約日・契約内容・金額などのデータを顧客管理システムへ連動するといったことができるという。


























