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製造現場でもニーズ高まる多言語サポート 製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」多言語対応機能提供

 株式会社Smart Craftは4月25日に、製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」において、多言語対応機能のリリースを発表した。生成AIを活用して9つの言語に対応し、外国人労働者が業務内容を正確に捉え実行できる環境の整備と生産性の向上を支援する。

「Smart Craft」は製造現場の工程管理、品質管理、集計・分析といった一連の業務プロセスをタブレットやスマートフォンなどのモバイル端末を活用してデジタル化するSaaS型のMES(製造実行システム)。紙や表計算ソフトなどで行っていた製造現場のアナログ業務をデジタル化することで現場の状況を可視化し製造データを集約、製造現場のDXを支援する。

 今回リリースした多言語対応機能によって、日本語に加え、英語、中国語(簡体字)、インドネシア語、ベトナム語、タイ語、タガログ語、ポルトガル語、スペイン語、チェコ語の9言語が選択可能になった。

 同社によると、日本の製造現場ではコロナ禍を経て外国人労働者数が再び増加傾向にあり、直近10年で倍増しているという。これに伴い、言語の壁による作業ミスや教育コストの増加が、現場における課題のひとつになっているそうだ。また、製造業全体でも、グローバル展開が加速する中で海外拠点を含む多国籍な現場で多言語対応のニーズが高まっているという。こうした課題を受けて同社では、多国籍人材が正確に業務を理解・遂行し、本来の力を発揮できる環境を実現するために多言語対応機能を開発したという。

 同社では、従来は多言語対応の実現に多くの人的コストや期間を要していたが、生成AIの導入によって文脈に応じた自然な翻訳や現場特有の表現にも柔軟に対応でき、限られた期間で実用性の高い機能を実現できたとのこと。今後も、対応言語の拡充に加えて、翻訳精度の向上に取り組み、多国籍人材が安心して活躍できる環境整備をサポートするとともに、さらなる機能改善を通じて製造現場におけるDX推進を支援するとしている。

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