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企業概要書の解析から財務指標の算出などM&A業務の初期分析を支援、「M&A BOOST AI 」β版リリース

 M&Aアドバイザリーサービスを提供するM&Aドットコム株式会社は、株式会社Suproleと共同開発したAIエージェントサービス「M&A BOOST AI」β版を4月23日にリリースした。また、同日からトライアルユーザーの募集を開始した。

「M&A BOOST AI」は、IM(企業概要書)の解析から財務指標の算出、社内資料作成に至るまで、買い手側のM&A業務に必要な初期分析を自動支援するAIエージェントサービス。IMをアップロードすることで、企業概要や財務指標などの情報をAIが抽出し、整理。フォーマットの違いにも柔軟に対応し、複数種類のグラフによるビジュアル化によって売上や営業利益などの主要指標の推移を確認できるとのこと。チャットボット型Q&A機能を搭載しており、「希望譲渡価格はEBITDAマルチプル何倍?」、「YoYの売上成長率は?」など気になる点を自然言語で質問し、情報を取得できるという。

 また、IMから抽出した主要な財務指標をCSV形式で出力することで煩雑な手作業や計算ミスの削減につなげるほか、財務・リスク情報を整理して社内用説明資料のたたき台を自動生成するとのこと。同社は、こうした機能によってM&A担当者を煩雑なオペレーションから解放し、戦略判断や交渉といった本質的な業務に専念できるように支援するという。

 

 同社によると、近年、上場企業を中心にM&Aを成長戦略の中核に据える企業が増える一方、買い手側においてはM&A業務の担い手が限定されており、知見の属人化やオペレーションの非効率性が課題になっているという。こうした背景のもと、「M&A担当者の業務負担をテクノロジーで軽減する」ことを目的に、実際の買い手企業のM&A担当者と連携しながら、AIを用いた業務支援ツールの開発に取り組んできたとのこと。今後、正式版リリースに向けて精度向上や外部ツールとの連携を進めていくとしている。

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