Project PLATEAU、2025年度に300都市へ拡大！3D都市モデルで変わる未来

　国土交通省都市局国際・デジタル政策課は、Project PLATEAUの2025年度の新たな取り組みを発表した。このプロジェクトは3D都市モデルの整備と活用を進めるもので、2025年にはさらに27件のプロジェクトを採択し、データ整備範囲を約300都市に拡大する予定だ。

　Project PLATEAUの中心的な活動は、データカバレッジの拡大とユースケースの開発、および社会実装だ。産学官の連携を強化し、3D都市モデルの活用コミュニティを形成することで、地域の課題解決に役立てていく。

　具体的なプロジェクトには、防災用途の除雪優先度算出システムや、火災延焼シミュレーション、そして大規模イベントの輸送計画策定のための人流シミュレータなどが含まれている。これにより地域の社会実装を強化し、都市生活の質を高めることを目指す。

　6月2日には、PLATEAU全国会議が開催される予定で、地方自治体における取り組み事例や民間コミュニティからのオープンイノベーション事例が紹介される。参加者は、地域課題の解決や新たな発想のヒントを得る好機となるだろう。