●しっかり押さえてトリガーを引く!
開封してうれしかったのは、針が2種類、1000本ずつ付属していたこと。これだけあればすぐになくなることもないでしょうし、何より、買ってすぐに試せるのはありがたいです。
ひとつはコの字型(ステープル)で、幅約12mm、長さ約10mmと少し大きめ。厚みも約0.5mmあり、かなり丈夫です。もうひとつはT型ネイルで、薄っぺらい釘と考えてもらえればわかりやすいでしょうか。こちらも長さ約10mmです。
セット方法は、まず、本体をひっくり返してマガジンを引き出します。続いて針を入れ、最後にマガジンを押し込むだけです。
形状によってセット方法は異なりますが、ステープルの場合は針になってる方を上にする、T型ネイルの場合は右側面に合わせる、といったくらいで、難しくありません。T型ネイルをどちらに寄せるのかわからなくなても、本体の先端やマガジンにマークがあるので、すぐに確認できますしね。
安全のため、先端にあるコンタクトアームが押されていなければ、針は出てきません。つまり、本体を押し付けてトリガーを引いた場合だけ、針が打ち込まれます。
打ち込み動作は電動となっているものの、反動はあります。片手で軽く押さえている程度だと反動で本体が動いて浮いてしまい、針が奥まで入らない、斜めになる、曲がってしまうといった失敗の原因になることも。最悪、針が外に飛び出てくるかもしれません。失敗なく安全に打ち込むためにも、両手でしっかり保持してトリガーを引くのが基本です。
どうしても片手で操作したい場合は、手首や腕の力で押し付けるのではなく、体重をかけるようにするといいでしょう。
●木材への打ち込み性能を試して確認してみた
ステープルはコの字で留めるため、薄いものでも抜けにくいのが特徴。基本的には、布や革、シート状のものを固定するのに向いています。これに対しT型ネイルは、薄いものだと貫通してしまい、留められません。とはいえ、打ち込み跡が小さいので、仕上がりが目立たないのがいいところ。少し厚みのある板材を固定するのに向いています。
とはいえ、どんな素材にでも打ち込めるわけではないでしょう。そこで、よく使うであろう木材類をいくつか用意し、実際に打ち込んで試してみました。

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