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タクシー事業の運行管理業務を効率化・省力化 電脳交通、クラウド型点呼システム「電脳点呼」提供開始

 クラウド型タクシー配車システムやタクシー配車業務の委託サービスを展開する株式会社電脳交通は、タクシー事業者の点呼業務の遠隔化と自動化の推進に向け、4月1日からクラウド型点呼システム「電脳点呼」の提供を開始した。同システムは2025年3月21日付で国土交通省から自動点呼機器としての認定を受けているという。

「電脳点呼」はクラウド型の点呼システムで、ドライバーの乗務前・乗務後の点呼(対面)を遠隔または無人(自動)で実施できるというもの。同システムによって、タクシー事業者の運行管理者は、点呼のために営業所や車庫で待機せずに、遠隔でドライバーの乗務開始前と乗務後の点呼、自動で乗務後の点呼を実施できる。

 同社によると、タクシー業界における人手不足は深刻化しており、2024年に倒産したタクシー事業者のうち4割以上で人手不足が要因となっているとのこと。国土交通省では、タクシー業界の持続可能性を高めるため、運行管理の高度化(ICT機器を活用した点呼業務の遠隔・自動化等)を推進しているという。

 こうした背景をもとに、電脳交通では遠隔点呼と乗務後自動点呼に対応する同システムの提供を開始。従来の対面点呼と同等の安全性を確保しつつ、管理者の業務負担を軽減してタクシー業界の持続可能な運営を支援していくという。また、点呼業務の完全自動化への対応やクラウド型配車システム「DS」との連携を検討し、タクシー業界全体の業務効率化に貢献していくとしている。

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