このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

新清士の「メタバース・プレゼンス」 第101回

ChatGPT、“ジブリ風”で世界騒然 画像生成AIが「自己回帰」で新時代に

2025年04月07日 08時00分更新

文● 新清士

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

画像生成は「自己回帰」で新時代に

 OpenAIのブラッド・ライトキャップCOOのXの投稿によると、1週間で1億3000万ユーザーにより、7億枚以上の画像が生成されたとの発表がありました。手軽な環境は急激に全世界に広がりつつあります。

 GPT-4oが目指しているのは、「Any-to-Any(すべてからすべて)」と呼ばれる、あらゆるデータを変換・生成するモデルを目標とするマルチモーダルの世界です。自己回帰モデルによって、画像生成は新しい時代に入ったと言えるでしょう。今後、OpenAIはこの手軽さと柔軟性を武器に、さらに多くの利用者を獲得していくことでしょう。

 

筆者紹介:新清士(しんきよし)

1970年生まれ。株式会社AI Frog Interactive代表。デジタルハリウッド大学大学院教授。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲームジャーナリストとして活躍後、VRマルチプレイ剣戟アクションゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」の開発を主導。現在は、新作のインディゲームの開発をしている。著書に『メタバースビジネス覇権戦争』(NHK出版新書)がある。

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事
ピックアップ