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IT/DXプロジェクト管理ツール「SolvifAI」、要件定義考慮漏れを防ぐ成果物生成AIの新機能群リリース

 ソルビファイ株式会社は3月27日に、同社が提供するIT/DXプロジェクト管理ツール「SolvifAI(ソルビファイ)」において、要件定義考慮漏れを防ぐための成果物生成AIの新機能群をリリースすると発表した。

「SolvifAI」は2024年3月に同社がリリースしたIT/DXプロジェクトの目標達成を支援するAI SaaSツール。AIにインプットデータを連携することで指定フォーマットで要件定義書等の成果物を自動生成する。リリース以来、導入企業において、とくにソフトウェアやハードウェア開発・改修・更改で重要になる要件定義書作成の効率化を支援してきたという。同ツールを利用する中でユーザー企業から、「要件定義書は議論を重ねて段階的に改良していくが、議論後に都度自動修正できないか」、「考慮漏れを防ぐために、AIが最終チェックして、可能であれば修正案まで提示してくれると助かる」などの要望が寄せられ、今回、ドラフト作成から最終化までの一連の業務を、よりシームレスにAIで対応するために成果物生成AIの新機能群をリリースしたという。

 新機能群の特徴の1点目は「ドラフト時のAI創作内容説明」。「SolvifAI」では図・画像・手書きメモなど複雑なインプットデータに対応し、Word・PPT・PDF・Excel全形式資料を読み取り、要件定義書のドラフトを生成する。その際、AIが創作した箇所とインプットデータを直接引用した箇所とを切り分けて表示し、AIが創作した箇所についてはその理由も提示する。

 2点目は「ドラフト後、AIとの壁打ちによる品質改善」。AI創作特定後、改良が必要な箇所に対してAIとのチャットを通じた自動修正が可能。また、AIが要件定義書の目次ごとに不足している情報を分析し、ChatGPTのディープリサーチのように、AIからの質問にユーザーが回答していくことで自動的に品質を向上させられるという。

 3点目は「会議内容を踏まえた、要件定義書のAI一括編集」。「SolvifAI」では議事録を自動で作成できるが、要件定義に関する会議の議事録をAIに連携することで、修正が必要な箇所をAIが特定し、一括で修正できるという。

 4点目は「要件定義書の最終化に向けた、AI品質レビュー」。AIが要件定義書を全体レビューし、考慮漏れや用語のゆらぎなどの課題が見つけた場合は、修正案を提示。ユーザーが修正判断を下した場合、AIが内容を自動修正する。

 同社ではこれらの機能を連動して活用することで、文書の整理・作成作業やレビュー会議といった業務にかかっていた負担を30~50%削減するとともに、考慮漏れによる仕様変更やそれに伴う追加開発費を抑えることに貢献するとしている。

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