データ計測機器と分析システムを活用した、アマチュア野球チーム向け「データ計測サービス」開始
ライブリッツ株式会社は3月19日に、アマチュア野球チーム向けサービスとして「データ計測サービス」の開始を発表した。プロ球団も利用するというデータ計測機器と分析システムを活用して競技者のパフォーマンスを計測し、計測結果をもとに分析レポートを提供する。
「データ計測サービス」は、BLASTや Rapsodo3.0 といった計測機器を活用して野球競技者のパフォーマンスを定量的に計測し、計測結果をもとに分析レポートを提供するというサービス。計測項目は、投手は球速、変化量、回転数、回転効率、リリースポイントなどを計測。打者はスイング速度、スイング角度、打球速度、打球角度などを計測。分析レポートは、元東京ヤクルトスワローズの久古健太郎氏が監修を行うという。単に数値を伸ばすことを目的にするのではなく、選手個々の特徴を捉え、伸ばすべき指標・方向性を導く分析内容になっているとのこと。プロ目線のフィードバックを受けることで、より高い目標に向けてパフォーマンス向上に取り組むことができるとしている。
同サービスは、ライブリッツが企画・推進する「FastBall for personalプロジェクト」の一環としてリリースされるという。同プロジェクトは、最新計測機器やデータの活用方法、データ分析システムの提供、デジタル野球教室の開催など「野球×デジタル」に関するアクティビティで選手の技術向上をサポートし、日本の野球振興に貢献するというもの。
同社は、福岡ソフトバンクホークスや読売巨人軍などのプロ野球団や日本サッカー協会(JFA)や清水エスパルスなどのJリーグチームをはじめ、プロスポーツチーム向けにAI・IoTを駆使して競技力を強化するデータ分析システム「FastBall」を提供。選手の試合におけるパフォーマンスデータやトレーニングデータ、自チームおよび対戦チームの実績や戦略など多様なデータを一元管理・分析し、チーム力の強化を支援しているという。
「データ計測サービス」は、同社が培ってきたプロ野球団向けのデータ分析ナレッジを生かしたアマチュア向けサービス。日々のトレーニングにデータを取り入れることで、選手のパフォーマンスの可視化、データを正しく理解し目標とする指標を明確にすることで、競技力向上をサポートするという。高校や大学の野球部、リトルリーグ・リトルシニアリーグチーム、社会人チームなどのアマチュアチームに対し、データ取得の機会提供および分析レポートによるプロ目線でのアドバイスを行うとしている。