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老舗”INNO3D”が復活!

文句なしに静かな「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」をレビュー、横広々画面で狩猟を満喫&世界観に没入しよう

2025年03月25日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 次世代GPUへの入れ替えや、PC版「モンスターハンターワイルズ」での需要増加で、異例のビデオカード品薄状態が続いている。かなり深刻で、一部のショップでは店頭のビデオカードコーナーが、ほぼ空っぽということもある。

 そんななか、注目したいのが、老舗ビデオカードメーカーのひとつである”INNO3D”のビデオカードだ。正直、店頭でみかける機会は少なく、最近では、その名を知らない人も多いだろうが、BTO PCブランドのひとつになる「STORM(ストーム)」のパソコンに、古くから採用されている。

老舗BTO PCメーカー「STORM(ストーム)」。ピラーレスケースを採用した多くのBTO PCをラインアップしている

 デザインはシンプルなモデルが多いが、BTO PCに採用されているだけあって、その品質面や静音性には定評がある。日本国内では、おもにエルザジャパンがビデオカードの単体販売をしており、GeForce RTX 5000シリーズでは、白色のVGAクーラーを搭載したモデルも用意している。

INNO3D GeForce RTX 5000シリーズ。RTX 5090~、RTX 5070をラインアップ(3月25日時点)。いずれのモデルも、保証期間が安心の2年間なのも魅力だ

INNO3Dビデオカードは、シンプルなデザインになっている

LEDライティングは控えめで、VGAクーラー側面の「INNO3D」ロゴが発光する

PCゲーム最強プレイ環境の”21:9”ゲーミング

 そんなINNO3D GeForce RTX 5000搭載ビデオカードのなかから、今回チョイスしたのが、GeForce RTX 5080を搭載した「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」だ。

トリプルファンを装備する「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」。裏面には基板の歪みを抑えるバックプレートを装備する

2.5スロット占有で、カード外寸は392×203×86mm

出力インターフェースは、標準的なDisplayPort×3、HDMI×1

カード後方には、カードステイ固定用のネジ穴が備わっていた

 4K解像度でのゲームプレイを十分狙っていける「INNO3D GeForce RTX 5080 X3 OC」。ここでは、一度体験すると戻れなくなること受けあいとなる、アスペクト比21:9のウルトラワイドゲーミングに狙いを定めた。ゲームタイトルの対応(非対応ゲームではMOD導入)が必要になるが、段違いに没入感が高まる横広々画面はPCゲーミング”最強”のプレイスタイルと言えるのだ。

 いま最も話題を集める「モンスターハンターワイルズ」も、21:9比のウルトラワイド表示をサポートしている。そして4Kゲーミングも狙えるGeForce RTX 5080なら、ウルトラワイドディスプレーの主流解像度となる3440×1440ドットでのゲームプレイを十分狙えるというわけだ。

 モンスターハンターワイルズ公式ベンチマークを例に、一般的な16:9と21:9比を見比べると、その差は一目瞭然だ。カットシーンや、モンスター狩猟時の迫力、没入感、操作感は格段に向上する。

解像度3440×1440ドット、16:9比での表示

21:9比で表示時。見切れていたキャラが表示されている

フィールドシーン。解像度3440×1440ドット、16:9比表示

21:9比表示。視界の広さが段違いで、没入感が高まる

解像度3440×1440ドットのVAパネルを採用するJAPANNEXT「JN-IPS34G165UQ-HS」。4万5000円前後と手ごろな価格から導入できる。一時期に比べると製品は少なくなったが、しっかりと残っている

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