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人流分析プラットフォーム「Location AI Platform」、「[人流速報]デイリー来訪予測(ベータ版)」提供開始

 クロスロケーションズ株式会社は3月13日に、人流分析プラットフォーム「Location AI Platform(LAP)」において、新機能「[人流速報]デイリー来訪予測(ベータ版)」をリリースした。スマートフォンから収集した位置情報ビッグデータと時系列解析で、2週間先までの来訪数を可視化するという。

 同社では国内最大級の位置情報ビッグデータ解析技術を誇るという「Location Engine」を基盤に、人流データの可視化と解析に取り組んできた。これまでの実績と実際のサービス利用状況から、「将来の来訪数を予測できれば、店舗出店計画や集客戦略、観光・イベントプロモーションなど、より戦略的な意思決定が可能になる」という国内外のユーザーの声を受けて、今回の新機能開発に至ったという。

 人流予測モデルについては、性別、年齢、最高・最低気温、祝日などを変量とし、指定した1カ所のPOI(分析地点)の日ごとの推計来訪数を最大2週間先まで予測を行うという。同社の社内測定では、予測精度が±10%で、従来の人流可視化以上の予測が可能になるとしている。ただし、同モデルはAIにより統計・推計処理された各POIの過去の来訪数や来訪周期性などのデータを学習して算出するため、対象POIには十分な過去データの蓄積が必要とのこと。また、周期性がないイベントの予測や、来訪数が極端に少ないPOIの予測については、精度が低下する可能性があるという。

 同機能は、ユーザーがPOIと予測期間を条件設定するのみで、未来の来訪動向を直感的に把握できるように設計。グラフ表示によって、変化する来訪数の推移を視覚的に確認できるほか、ダウンロード機能を活用することで、売上データやその他の指標と組み合わせた詳細な分析を行うことができる。店舗出店計画や集客戦略の策定、さらには観光地やイベントのプロモーション効果検証など、幅広い分野での応用が期待されるとしている。

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