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製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」、SAML認証などセキュリティ強化機能リリース

 株式会社Smart Craftは3月13日に、製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」において、既存のセキュリティ機能に加えて、SAML認証や IPアドレス制限などのセキュリティ強化機能をリリースした。

 近年のサイバー攻撃の高度化やセキュリティリスクの増大にともなって、製造業においても不正アクセス防止や情報漏洩対策、ガバナンス強化がこれまで以上に求められている。今回のセキュリティ強化機能のリリースでは、導入企業ごとのニーズに応じて、各機能の使用可否やセキュリティ強度を柔軟に設定できる設計とし、多様な運用要件に対応できる環境を提供するとしている。すでに複数の大手企業で活用が始まっているという。

 主な機能の概要は4つ。1つ目は、SAML認証だ。SAML(Security Assertion Markup Language)認証を導入し、シングルサインオン(SSO)環境の構築が容易になった。企業の既存のIDプロバイダーとの連携を実現し、セキュリティの向上と運用効率の改善に寄与するという。

 2つ目は、 IPアドレス制限。導入企業ごとに許可するIPアドレスを事前に指定できる機能を導入。指定されたIPアドレス以外からのアクセスはブロックするため、不正アクセスのリスクを低減する。

 3つ目は、 パスワード強度設定。導入企業ごとにパスワードの最低文字数および必要な文字種(英字、数字、記号等)の最低数を柔軟に設定できる。これにより導入企業のセキュリティポリシーに合わせた認証基準を実現する。

 4つ目は、権限カスタマイズ。各ユーザーアカウントの役割に応じた柔軟なアクセス制御によって、規模が大きく部署や役職などが複雑な企業においても組織に適した権限設定を可能にするとしている。

 同社では、今後もさらなる機能改善やアップデートを通じて、製造現場のDXを支援していくとしている。

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