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2025年の新生活、これを買えば絶対幸せになれる! 新生活 推しガジェットAWARD 第18回

意味もなくダイヤル回したくなる 俺もオヤジも欲しかった あのカメラが復活

2025年03月19日 17時00分更新

文● 市川/ASCII 編集⚫︎ASCII

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OM-3のメリットとデメリット

 まずはOM-3ならではの特徴(メリット)と、購入する際に注意したいポイント(デメリット)について紹介します

メリット1:所有欲を満たすデザインと操作性

 OM-3を手にしたとき、まず目を奪われるのはそのデザインです。往年のフィルムカメラ「OMシリーズ」を彷彿とさせる、クラシカルで美しい外観は、所有欲を満たしてくれます。

 無駄を削ぎ落としたシンプルなフォルム、金属製のダイヤルやボタン、そして手に馴染むグリップ。どこをとっても「かっこいい」デザインになっています。

 OM-3の魅力は見た目だけではありません。操作性もまた、使う人を魅了します。ダイヤルを回すときの心地よいクリック感、シャッターボタンを押したときの確かな感触。これらの操作感は、スマホのタッチパネルでは決して味わうことができません。

 カメラを操作する楽しさ、写真を撮るという行為そのものの喜びをOM-3は思い出させてくれます。これこそつまり「エモい」ってことではないでしょうか。

メリット2:コンパクトだが多機能モデル

 OM-3は、そのコンパクトなボディに上位機種である「OM-1 Mark II」の性能を凝縮しています。

 高性能なセンサーと画像処理エンジンを搭載し、高画質な写真撮影を楽しめます。

 AI被写体認識AFを搭載しているため、被写体を自動で認識し、高精度なフォーカシングが可能なほか、強力な手ブレ補正といった機能も搭載されており、風景写真やポートレート、スナップ写真など、あらゆるシーンで活躍できます。

 撮像素子も「OM-1 MarkⅡ」と同じ2037万画素の積層型。電子シャッターならAF/AE固定で秒120枚、AF/AE追従で秒25枚、一部対応レンズなら秒50枚の高速連写が可能です。

 フルサイズ機のような物々しさはありませんが、この機能と画質があれば、ほとんどの撮影シーンで困ることはないでしょう。むしろコンパクトだからこそ使い勝手のよさが際立つカメラという印象ですね。

メリット3:過酷な環境にも耐えるタフネスさ

  OM-3は、防塵・防滴性能を備えており、過酷な環境下でも安心して撮影できます。突然の雨や、砂埃が舞う場所でも、故障を気にせず撮影に集中できます。

 このタフネスさは、OM-3がスナップカメラとして最適である理由の一つです。旅行やアウトドアなど、様々なシーンで、その性能を発揮してくれるでしょう。

 またダストリダクションシステムという機構を備えており、レンズ交換時のゴミの付着、内部の機構部品から発生するイメージセンサー面へのゴミの付着を排除し、写真にゴミが写りこむという課題も解決しています。

 プロ・アマ問わず安心して使える設計なのは長年培ってきた技術の賜物といえそう。

購入時に注意したい2つの側面

マイクロフォーサーズはボケ味重視の撮影はやや苦手

 マイクロフォーサーズ規格のイメージセンサーは、ボケ味を重視する撮影にはやや不向きです。

 ポートレートなどで、背景を大きくぼかしたい場合は、明るい単焦点レンズを使用する必要があります。

高級クラスの製品なのでもっと質感を追求してほしいかも

 OM-3の価格は26万台と高級クラスの製品であるため、もう少し質感を追求してほしいと感じる人もいるかもしれません。

 ボディの質感は高いものの、プラスチック感が多少あるように見受けられます。ここには個人差があるので、OM-3ならではの外観がいいという人にとってはあまり注意点とはならないかもしれません。

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