国際物流に特化し荷主と物流企業をつなぐマッチングプラットフォーム「ロジミーツ」正式リリース
テクイットは3月4日に、国際物流に特化したマッチングプラットフォーム「ロジミーツ」を正式リリースした。国際物流の見積もり業務や調整業務の効率化を図る。
「ロジミーツ(LogiMeets)」は、荷主(輸出入貨物の発送者)と国際物流企業(フォワーダー、通関業者、海貨業者など)をつなぐ、輸出入に特化したビジネスマッチングプラットフォーム。ユーザーはWeb上で輸出入貨物の情報を選択式で入力し、複数の物流企業へ一括で見積もりを依頼できる。また、依頼内容に応じて倉庫事業者やトラック輸送事業者など、関連する物流事業者とのマッチングにも対応しており、輸出入に関わる業務を一貫してサポートするというもの。見積もり依頼から貿易書類の作成までを支援する機能も備え、国際物流に関わる業務を円滑かつ効率的に行えるとしている。
利用料金は、荷主と物流企業で体系が分かれている。荷主(依頼者側)は無料でサービスを利用でき、見積もり依頼の掲載や提案の受け取りに費用はかからないとのこと。また、成約時の手数料も発生しないため、複数社からの提案を比較、検討できるとしている。
物流企業側にはニーズに応じたプランがある。基本的な機能を試せる無料プラン(0円/月)では、見積もり案件の閲覧やチャット機能が利用可能。気になる荷主情報は必要に応じて1件ごとに購入して閲覧できるという(都度課金制)。より積極的に新規荷主とのマッチングを図りたい企業に向けては、2つの有料プランがある。ベーシックプランでは月額3,900円(税込)で荷主情報を無制限に閲覧できるほか、自社プロフィールを荷主の選択リスト上に掲載するプロモーション機能が含まれる。今後提供予定というプロプラン(6,200円/月(税込))においては、ベーシックプランの内容に加えて見積書や請求書作成管理などの業務効率化ツールが利用可能となり、物流企業の社内業務をサポートすることを目指しているという。
同社では今後、継続的な機能拡充とサービス改善を行っていくとのこと。直近では、準備を進めているプロプランの提供によって、見積もりから請求までの一連のフローをプラットフォーム内で処理できる機能の追加を予定しているという。また、電子契約書機能の導入を視野に入れ、契約締結までを含めた輸出入物流に関わる事務処理を一括でデジタル化し、さらなる業務効率化とペーパーレス化の実現を目指しているという。