AI開発エージェント「Jitera」、クローズドなネットワーク環境で活用できるエンタープライズ向け機能を提供開始
株式会社Jiteraは2月21日に、同社が提供するAI開発エージェント「Jitera」において、エンタープライズ向けプランに「セルフホスト(オンプレミス)機能」を新たに提供開始すると発表した。同機能によって、顧客のクラウド環境やオンプレミス環境で「Jitera」を稼働させることが可能になるという。
エンタープライズプラン向け「セルフホスト(オンプレミス)機能」は、顧客のクラウド環境(Microsoft Azure / AWS)やオンプレミス環境で、AI開発エージェント「Jitera」のサービスを稼働させることができる機能。パブリックなインターネット接続が制限される閉じたネットワーク環境でもAI活用が可能となる。また、オープンソースのLLM(大規模言語モデル)または自社開発LLMを選択可能。外部へのネットワークアクセスが必要ないため、安全な環境下で運用ができるようになる。
近年さまざまな分野でAIの活用が進む一方、企業の機密情報や自社データの取り扱いに関するセキュリティリスクが課題となっている。金融業や製造業などのエンタープライズ企業ではより高いセキュリティ要件を求めることから、外部ネットワークへの接続が制限されるケースがあり、AIの導入が難しい場合も少なくないという。こうした背景をもとに、同社では今回、顧客のクラウド環境やオンプレミス環境における閉じたネットワーク内で「Jitera」を運用できる機能の提供に至ったという。これにより、従来導入が困難だったシステム開発の現場などにおいても、安全かつ効率的に生成AIを活用できるようになるとしている。

























