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「AIがレストラン予約を代行」食べログがOpenAIの実証実験に参加

2025年02月26日 07時00分更新

文● サクラダ 編集●飯島恵里子/ASCII

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Operatorでの利用イメージ

 カカクコムは2月25日、レストラン検索・予約サービス「食べログ」がOpenAIのAIエージェント「Operator」の日本向けリサーチ・プレビューに参加すると発表した。

 食べログはこの取り組みにおいて、初めてOpenAIと連携する日本の飲食店検索・予約サービスの一つ。この取り組みでは、ユーザーが飲食店の検索や予約などの希望するタスクを自然言語で簡単に入力するだけで、AIエージェントがユーザーに代わりタスクを独自に実行するという新たな体験が可能となる。

AIがユーザー代わりに検索実行

 例えば、ユーザーが「渋谷駅近くでクライアントとのディナーに最適なレストランを見つけて」とOperatorに入力すると、ブラウザーでの食べログの表示内容をもとに、飲食店の候補をリストで表示。ユーザーが希望店舗を選択すると、Operatorが指定の条件で予約手続きを代行する。

食べログへのログインと予約情報の入力はユーザーが手動で実施する

 OperatorはAIエージェントとしてユーザーに代わり操作を実行するが、ログイン情報や予約情報などの重要情報はユーザー自身が入力する仕組みとなっている。そのため、これらの情報をOpenAI社が取得したり保管したりすることはないという。

 なお、食べログの表示情報をもとにOperatorが操作をするため、食べログ側では動作保証はしないとしている。

 OperatorはChatGPT Proユーザー向けに2025年1月23日、米国で公開されたばかりのAIエージェント。リサーチ・プレビューを通じて、ユーザーからフィードバックを収集し、機能の改善と安全性の向上を進めている。

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