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みやさとけいすけの工具探検隊 第75回

コード式のジグソーを試すよ

ジグソーで曲線カットがプロ並みに!木材が驚くほどスムーズに切れる秘密

2025年02月24日 17時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス/ASCII

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●準備や片付けも簡単なお手軽ブレード交換

 ジグソーを使えるようにするまでの準備は、切断に使うブレードをセットするだけと簡単。ただし、このブレードの固定に工具が必要となると、ちょっと面倒になってしまいます。

 しかし、「PST 800PEL」は工具不要でブレードの着脱ができるため、準備も片付けも手早くできます。やり方も簡単で、赤いブレードホルダーを上にスライドさせ、下からブレードを挿し込むだけ。引っ掛けるためのツメがあるので、その部分がホルダー奥にまで入ればOKです。

ブレードの根元には、固定して抜けを防ぐツメがあります

ブレードホルダーを上にスライドしてブレードを奥まで挿し、再び下げれば固定されます

 ちなみに、専用のブレードケースがフットプレートに内蔵されています。片側3本、合計6本まで収納しておけるので、ブレードを探して回ることなく、手早く着脱作業できるのが便利です。

フットプレートの後部に、ブレードケースを内蔵

ブレードケースには、最大6本のブレードを収納できます

 ジグソーの使い方はシンプル。上部のスイッチを押してブレードを上下動させ、材料に当てて切り進めていくだけです。比較的自由に曲げられるので、急なカーブは難しいものの、いろいろな形に切り抜くこともできます。

 スイッチはアナログで、深く押すと速く、浅く押すとゆっくりとブレードの上下動速度が変化します。また、奥まで押すと保持ボタンによるロックも可能。ずっと握ってなくてもブレードが動いてくれるので、長距離切断したい場合などに活用するといいでしょう。

スイッチを奥まで押した状態で、保持ボタンを左右どちらから押すとロックされます

 便利なのが、ブロワ機能があること。スイッチをオンにするとブレード近くに風が送られ、切り屑を飛ばしてくれます。といってもそこまで強力ではないので、周辺にゴミを巻き散らかしてしまうようなことはありません。あくまで、ブレードの先が見えるようにしてくれるだけです。

ブロワのスイッチはスライド式。この写真の位置で吹いてくれます

ブロワ機能をオフにしてMDF板を切ってみたところ。切り屑で先が見えません

オンにすると切り屑を飛ばしてくれ、ブレードの先のケガキ線も見えるように

 なお、切り屑は別途集塵機などを接続することで吸い込むことが可能。この集塵機のホースを接続する差し込み口が、本体の後部にあります。作業後の掃除が楽になるだけに、うまく活用したいところです。

本体の後部にある口は、集塵機のホースを接続する用

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