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すららネット、探究学習教材「Surala My Story」を4月から提供開始

 AIを活用した対話式ICT教材の開発と提供を行う株式会社すららネットは2月10日に、同社2つ目となる探究学習教材「Surala My Story」を開発し、2025年4月から提供を開始すると発表した。

「Surala My Story」は、グループ活動も交えながら「個別の探究学習」の実施を支援する教材。生徒一人ひとりが主体的に探究学習を進めるためには、探究課題そのものが生徒自身にとって「やりたい」ことであり、「やる意味がある」ことが重要になるという。同教材では、一人ひとりの「関心ごと」と「実際の社会」をつなぐことに焦点を当て、生徒自らが探究したいと思える課題設定をサポートするという。

 特徴として挙げられているのは、生徒一人ひとりの原体験やアイデンティティに基づき、心から探究したいと思える問いをつくりだすカリキュラム。自分の興味や好きなこと、得意なことや強みを深掘りしながら、自分らしさを言語化することから始め、自分らしさと社会とのつながりを見いだす中で、心を揺さぶられる疑問や課題に出会い、それを「自分だけのオリジナルの問い」へと育てていくという。

各種ツールを活用して「自分だけのオリジナルの問い」を育てる

 授業はレクチャー動画によるインプットとワークシートを用いたアウトプットを組み合わせた構成になっており、レクチャー動画ではワークの進め方の説明に加え、情報収集に必要なリテラシーなどの基礎知識や探究を進めるうえでのマインドセットなどを扱い、探究に必要な知識と技能をバランスよく体得することを支援する。加えて、個人ワークとグループワークを織り交ぜ、他者の視点を取り入れ学びを深める仕組みをとっているという。

レクチャー動画で探究に必要な知識をインプット

 また、教師に向けて授業ごとにマニュアルを用意しており、授業の進行案やワークの意図、生徒の活動を見守る視点や声かけのポイントなどをまとめることで、教師の負担を軽減しながらスムーズな授業運営を行うサポートをする。

授業マニュアルには生徒の活動を見守る視点や声掛けのポイントも

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