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ACESとオークスモビリティ、AIで事故車の価格を算出するアプリ「AUX Pricing」を開発

 東京大学松尾研究室発のAIスタートアップである株式会社ACESは2月3日に、オークスモビリティ株式会社と共同で、事故車の価格を算出するAIアプリ「AUX Pricing」を開発したと発表した。

 ディーラーや中古車販売店において事故車を下取りする際に、「AUX Pricing」を利用することで価格の素早い把握と商談のスムーズな成立を支援する。アプリの利用額は年間12万円で、全国のディーラーや中古車販売店での利用を図っていく。

「AUX Pricing」は、オークスモビリティが取り扱う年間5万台の事故車のデータとACESのAIモデル開発技術を用いて開発。アプリとしての特徴は、画像認識AIと価格予測AIの2つのAIモデルを搭載しているところにあるとのこと。対象車種の8方向画像から外装の損傷状態を判定し、査定データを生成。その結果を、オークスモビリティの過去の事故車売却データやそのほかのデータを教師データとして機械学習させた価格予測AIモデルに渡して演算させることで、対象車両の価格を算出する仕組みとなっている。アプリ利用者は車両情報の入力と、8方向から車両を撮影をするだけの操作で利用できる。

 今回開発した「AUX Pricing」は、2024年8月に発表した車両損傷判定AIアプリ「AUX Checker」に続く、デジタルプロダクトの第二弾となる。ACESとオークスモビリティは、今後もデジタル技術を活用して「信頼・透明・オープンな事故現状車市場創出」に向けて取り組んでいくとしている。

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