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AIアバターが横浜の人気スポットやグルメ情報を提供、「AI観光メタバースヨコハマ」リリース

 株式会社ビートバップは1月31日に、AIアバターが横浜の人気スポットやグルメ情報などを提供する、AI観光メタバースヨコハマのリリースを発表した。LLM(大規模言語モデル)を補う技術として注目を集めているというRAG(検索拡張生成)に対応したAIアバターが日本語と英語でユーザーとコミュニケーションする。

 AI観光メタバースヨコハマに登場するAIアバター「たけし」は、ChatGPTと米国Convai社のAI NPC(ノンプレイヤーキャラクター)の技術を活用して制作されている。Convai社のAI NPC技術を活用することで、専門分野に特化した多言語コミュニケーションが可能な高性能のAIアバターを制作できるという。

 アバターのキャラクターを構成する基本情報(バックストーリー)をChatGPTで生成し、そのバックストーリーをConvaiに読みこませ、さらにConvaiが提供するRAGの技術を使って横浜に関する最新の情報を与えることで、横浜に関する最新情報を提供できるようにしているという。また、Convaiはユーザーからの質問に回答するAI NPCの技術以外に、アバターの顔や髪型、衣類などの外見を選択し、オリジナルデザインのアバターをつくることもできるとのこと。対応する言語、声のトーンや話すスピードなども選択することができ、シーンに合った自然な会話を可能にする。

 また、AI観光メタバースヨコハマでは、日本大通り沿いにある歴史的建造物である海洋会館を、3DCGソフト「Blender」を使って再現したという。

3DCGソフト「Blender」を使ってオリジナルの建物を再現

 今回は海洋会館のみだが、自然、街、建物、乗り物なども3Dモデル化してメタバース上で再現可能としている。インテリアなどのそれほど複雑ではない形状のものであれば、写真から3Dモデルを生成するAI技術を活用して、比較的短時間でつくることもできるとのこと。実際と同じ環境を再現することで、より臨場感にあふれたメタバース体験を実現できるとしている。

 ビートバップでは、今後、ほかの観光スポットを再現したAIメタバースや、学校の授業を補完する役割として活用できる「AI探求先生」などのリリースを予定しているという。

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