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ヘルメットに装着可能な建設・製造・保守現場向け高速フォーカスウェアラブルカメラ発売

 ウェアラブルシステムを研究開発するインフィニテグラ株式会社は1月20日に、高速フォーカス機能を搭載したウェアラブルカメラ「MCS-AN362」のリリースを発表した。巻き尺を撮ることが多い建設現場やメーターを撮ることが多い電力・ガスなどのインフラ保守現場、銘板を撮ることが多い機械保守現場、小さな部品を扱う工場や製造現場で有用とする。

 特徴して高速フォーカスや接写、クロップズームなどが挙げられている。接写については、4cmまで近づいて撮影でき、巻き尺・メーター・銘板など小さなものを撮影する現場に適しているとする。

 高速フォーカスについては、例として、下記のように紙幣にピントが合っている状態から紙幣をどかすと背景に約0.1秒でピントが合うという(製品サイトには動画を掲載しているとのこと)。

 また、縮小前の画像を切り抜くことによるズーム手法「クロップズーム」によってデジタルズームに比べて画質を向上したという。フルハイビジョン(1,920x1,080ピクセル)で撮影する際は、元々の画像(4,000x3,000ピクセル)を縮小/切り取りしているとのこと(以下は1倍画像と2倍のクロップズーム画像)。

 静止画は1,200万画素(4,000x3,000ピクセル)での撮影が可能。スマホアプリとWindowsアプリと連携し、スマホやPCにカメラを挿して表示・録画・静止画撮影ができるという。ビデオ通信は、同社が提供するウェアラブル通信システム 「ラズビジョン」で使用可能で、カメラの画像を現場から事務所に送信でき、遠隔作業支援・遠隔臨場・遠隔パトロールなど実施できるとする。本カメラの購入で、ラズビジョンは月額無料で使用できるという。また、アプリで自由に設定できる多目的ボタンでは、非常発報(緊急の呼び出し)やCALS撮影(公共工事で定められる写真形式)を提供する見込みとのこと。提供機能は製品発売時までに確定するとしている。

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