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石川温のPCスマホニュース解説 第223回

サムスン「Galaxy」ついにソフトバンク入り 音声版「消しゴム」機能に驚いた

2025年01月27日 07時00分更新

文● 石川温

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「AI画像」がわかる仕組みも導入

 もうひとつ、注目しておきたいのが、Galaxy S25シリーズで「コンテンツ・クレデンシャル」に世界で初めて対応したという点だ。

 Galaxy S25シリーズではAIがイラストを描くことが可能だが、これが一般的に広まると「人間が描いたものなのか、AIが描いたのか」がわからなくなってくる。

 そのため、アドビやマイクロソフト、デジカメメーカー、メディアなどが集まりC2PAという業界団体を設立。コンテンツに対して処理が施された履歴などがわかるような仕組みが作られ、普及しつつある。スマホAIで世界の先頭を走ろうとするサムスン電子としての社会的責任の表れだろう。

 今回のGalaxy S25シリーズの登場によって、AIスマホの可能性をさらに感じられたように思う。いまのところ、サムスン電子が一歩リードしている感があるが、2025年は他社もキャッチアップしてくるだろうし、その際に、サムスン電子がどのように引き離すのか、これからも注目しておきたい。

 

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。

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