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Citadel AI、バイオメトリクス検証機能をCitadel Lensで展開

 株式会社Citadel AIは1月17日に、バイオメトリクスシステムにかかわる検証機能を同社のプロダクト「Citadel Lens」上にリリースすることを発表した。

 EU AI法やGDPR(一般データ保護規則)では、監視カメラなどによる個人の識別や、施設の入退館などにおける顔認証や指紋認証などのバイオメトリクスシステムに対して厳しい制約が課されているという。日本の個人情報保護法でも、バイオメトリクス情報は個人情報と位置づけられ、正確性や公正かつ適切な取扱いが求められている。

Citadel Lensの出力レポート例

 同社では今回のリリースで、ISO/IEC 19795-1:2021とISO/IEC TR 29119-13:2022に基いて、バイオメトリクスシステムに求められる品質を、Identification(1対多の識別)ならびに Verification(1対1の認証)の両方のケースについて、自動での技術検証を実現するという。

 Citadel AIでは、生成AIや予測型機械学習モデルなど多様なAIシステムの品質を同一プラットフォーム上で自動でテストしモニタリングするプロダクト「Citadel Lens(シタデル・レンズ)」を提供している。「Citadel Lens」では、エンジニア向けの品質改善のための技術レポートに加え、国内外の標準に基づくガバナンス部門向けのコンプライアンスレポートを自動生成する。今回はこの機能をさらにバイオメトリクス分野にも拡充するもの。

 以下のようなシステムの信頼性、可用性、セキュリティ、適合性などに関する品質特性を、データセット全体についてだけでなく、特定のデータセグメントについて詳細分析することで、技術的な正確性の検証とあわせて、公平性やバイアスの有無についても評価することが可能だという。

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