西日本旅客鉄道(JR西日本)は1月8日、近畿圏の在来線で1月19日よりQRチケットサービスを開始すると発表した。関西の私鉄各社が参加する「KANSAI MaaS」アプリで企画乗車券を購入し、発行されたQRコードで改札を通過する仕組みだ。
サービス開始時点では大阪環状線を中心とした一部区間のみの対応だが、3月中旬以降、順次対応エリアを拡大する。
JRでの導入にあわせて、便利なフリー切符も用意される。
大阪メトロとJR西日本では1月10日から、両社線の対象区間が乗り放題となる「大阪スマートアクセスパス」(1200円)を販売。1月19日から10月31日まで、期間限定で利用可能だ。
さらに関西の鉄道7社(JR西日本、大阪メトロ、近鉄、京阪、南海、阪急、阪神)でも1月27日より、「KANSAI MaaSワンデーパス」(3000円)の販売を開始。こちらは7社の対象区間が乗り降り自由という内容で、利用可能期間は2月27日から3月27日までとなっている。
なお、JR西日本では2028年以降を目途に、券売機で販売する紙の切符(磁気近距離切符)についても、順次QR方式へ移行する方針だ。