宮崎大学、宮崎県警、宮崎県サイバーセキュリティ協議会、サイリーグHD、産学官民連携によるサイバーセキュリティ共同講義を開催
サイリーグホールディングス株式会社
地域の未来を担う人材育成と社会全体の安全基盤構築に向けて
宮崎大学、宮崎県警察本部(以下、宮崎県警)、宮崎県サイバーセキュリティ協議会(以下、MiCS)、株式会社チェンジホールディングスの子会社で、サイバーセキュリティ事業を推進する中間持株会社であるサイリーグホールディングス株式会社(以下、サイリーグHD)は、宮崎大学大学院工学研究科にて今年度開設された先端情報コースの”社会ニーズに応じた先端情報特論”の講義において、サイバーセキュリティ・DX人材育成を目的に、産学官民連携による共同講義を実施したことをお知らせいたします。
■地域の未来を切り拓く新たな連携のかたち
デジタル社会への移行が加速する中、サイバーセキュリティは地域社会の安全と発展を支える基盤として、その重要性を増しています。この度、宮崎大学、宮崎県警、MiCS、サイリーグHDの4者は共同で、工学研究科の大学院生60名を対象とした「サイバーセキュリティ×DXで描く、地域社会の未来」と題する講義を11月25日(月)に開催いたしました。
本講義は、宮崎大学で初となる産学官民が連携した試みであり、サイバー攻撃の最新手法や、AI・IoT時代のセキュリティ対策、DX推進に不可欠なセキュリティ対策など、実践的な内容を扱いました。特に、近年頻発するランサムウェア攻撃等の手口、そしてそれらに対抗するための具体的な対策方法について事例も交えて深く掘り下げ、学生からも高い満足度を得るに至りました。
■多様な視点からの講義
今回の講義では、サイリーグHDでビジネスプロデューサーを務める松原孝博氏が、サイバーセキュリティ事業の推進に携わる外部講師として、サイバーセキュリティ・DXの基礎、最新トレンド、サイバー攻撃の事例を交えた対応と教訓、そして宮崎県がサイバーセキュリティ先進県となるためのビジョンを提言しました。さらに、サイバーセキュリティ・DX分野のキャリアについても言及し、学生たちの将来設計にも貴重な示唆を与えました。
一方、ゲスト参加の宮崎県警 サイバー企画課 官民連携推進補佐の平原正博氏からは、宮崎県内のサイバー犯罪の現状と県警の取組みについて、MiCSの事務局である株式会社デンサン 総務部長の田中啓一朗氏からは、宮崎県内の企業や団体が取り組むサイバーセキュリティ対策の現状と課題について、それぞれ講義が行われました。
■地域の課題解決に向けた連携の深化
今回の共同講義は、宮崎県が抱えるサイバーセキュリティの課題に対し、産学官民が一体となって取り組む新たなステージの幕開けとなりました。4者は、今回の取り組みを機に、宮崎県内でのサイバーセキュリティ人材の育成や啓発活動を一層加速させるとともに、地域企業のサイバー攻撃被害を減らし、地域のデジタル化を安全に進めるため、宮崎県内外の団体や事業者との協力関係を拡大していく方針です。
■宮崎県をサイバーセキュリティの先進県へ
宮崎県は、地元の産業発展と社会の安全を支えるため、デジタル技術を活用した先進的な取り組みを推進しています。今回の産学官民連携の取組を通して、サイバーセキュリティ分野の人材育成のモデルケースとして、今後の地域全体の発展に向けた大きな一歩となりました。4者は引き続き協力し、地元企業や行政機関とも連携を深め、宮崎県をサイバーセキュリティの先進県として全国に発信することを目指します。
宮崎大学 所在地:宮崎県宮崎市学園木花台西1丁目1 大学院工学研究科 工学研究科長:鈴木 祥広
宮崎県警察本部 所在地:宮崎県宮崎市旭1丁目8-28 生活安全部サイバー戦略局 局長:梅原 守
宮崎県サイバーセキュリティ協議会 所在地:宮崎県宮崎市赤江飛江田224番地 (株)デンサン内
代表者:会長 興梠 公司(株式会社デンサン 代表取締役社長)
サイリーグホールディングス株式会社 所在地:東京都港区虎ノ門3-17-1 代表取締役社長:高谷 康久