約986gの衝撃、切れ味鋭いエッジが光る「AI時代のThinkPad」―今売れているThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionをひも解く
No Compromise(妥協することなく)を体現した第13世代のX1 Carbonとは?
2012年にファーストモデルが登場したX1 Carbonはついに13世代目に到達。最新版はインテルとレノボが共同開発したことを指す「Aura Edition」であると同時に、プロセッサーに「Core Ultra(シリーズ2)」を採用した「Copilot+ PC」でもある。つまり、インテル、マイクロソフト、レノボの3者が交わった、IT業界における「ド定番」の製品といえる。
一方で、時代ごとの究極のモバイルノートPCとして開発されてきたX1 Carbonは、高い剛性を確保しつつ、さらなる軽量性を実現するべく注力してきた。今回、その努力が結実し、作業効率が高い14インチの大画面ディスプレイを備えつつ、重量は前モデルから100g強も削ぎ落とし、ついに1kgを切る986gボディーを実現した。
大幅な軽量化に成功しつつも、天板やボトムの形状、構造を見直し、厚みは前端8.08/後端14.37mm(最厚部で16.95mm)を実現。軽量化、薄型化する際にもバッテリー容量は維持されているので、スタミナ性能は犠牲となっていない。ビジネス特化型マシンだからこそ、ポート(端子)類には新旧インターフェースが充実している。
もちろん生成AIアシスタント「Copilot」をワンプッシュで呼び出すための「Copilotキー」が搭載。今後訪れる数年先のAI全盛期に戦えるスペックを備えているのだ。