このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

AIエージェントの活用基盤とそれを支えるAIモデルのアップデート

新AIサービス「Google Agentspace」とは? 統合検索・自動化・情報整理で働き方を変える

2024年12月19日 08時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

AIエージェントの可能性を広げるマルチモーダルなAIモデルも進化

 Google Agentspaceをはじめとする、AIエージェントを支えるモデルやインフラストラクチャーのアップデートも発表されている。

 まずは、最新のAIモデル「Gemini 2.0」の軽量で高速なモデル「Gemini 2.0 Flash」が、AI開発基盤の「Vertex AI」にて試験利用できるようになった。Gemini 2.0 Flashは、現行の上位モデルであるGemini 1.5 Proと比べて処理速度が2倍で、自然言語からのコード生成の精度もGemini 1.5 Flashと比べて13.1%向上しているという。

 機能面では、マルチモーダルな入出力が強化されており、音声出力やテキストを埋め込むインライン画像の出力が可能になった。リアルタイムなフィードバック求められるアプリケーション向けに、「Multimodal Live API」を用意しており、テキストや画像、音声、動画によるインタラクティブなやりとりができ、より自然な会話のメカニズムにも対応している。

Gemini 2.0 FlashがVertex AIで試験利用開始

Gemini 2.0の新機能

 画像生成・編集AIである「Imagen 3」の新機能もVertex AIで提供開始された。新たにマスクを使用した既存画像の編集機能が加わっており、例えば、プロンプトを通じて、画像内で対象物を挿入したり、削除したり、背景を変更したりすることが可能になった。

 マスクなしの参照画像を基に、新たな画像を生成できるカスタマイズ機能も追加されている。例えば、ソファの画像に、「ソファに座る家族」というプロンプトを与えると、そのソファに家族が座った画像が生成される。

Imagen 3の新機能もVertex AIから

カスタマイズ機能

 動画生成モデルである「Veo」もVertex AIでプライベートプレビューを開始した。テキストから動画を生成するText to Videoと、既存の画像にモーションを追加するImage to Videoの機能が利用できる。

Veo on Vertex AI

 また、Gemini 2.0と同時に第6世代のTPUチップである「Trillium」の一般提供も発表された。東京リージョンでも利用できる。同チップはGemini 2,0のインフラストラクチャーでも採用されており、前世代と比べてトレーニング性能が4倍、推論性能が3倍向上している。「高いパフォーマンスを求めるモデルでも、効率よくトラフィックをさばける」(寳野氏)という。

 寳野氏は、「このようにVertex AI上で、様々なAIモデルを提供することで、より多くのエージェントの可能性を広げる」と語った。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    IT技術者の4割が「5年後のスキル陳腐化」に危機感/働くシニアは多いが「長く働きやすい」環境ではない日本/トークンコストの成果証明は難しい、ほか

  2. 2位

    データセンター

    AIデータセンターの「電力・冷却課題」打破へ シュナイダーが営業・設計・現場を直結する新組織立ち上げ

  3. 3位

    TECH

    二酸化炭素を資源に変える新触媒、新しい合金を電気で合成

  4. 4位

    デジタル

    ヤマハ、RTX1300の「ひかり電話アダプターモード」を解説する無料ウェビナーを10月15日に開催

  5. 5位

    サーバー・ストレージ

    「身代金を払えば復元できる」は過去の幻想――約束を守らない攻撃者と変容するランサムエコシステム

  6. 6位

    sponsored

    乱立する文書管理をBoxに統合へ、オークネットは基盤整備で「AIをビジネスの武器にする」

  7. 7位

    sponsored

    ルールは作ったが… 現場の「勝手にAI利用」が止まらない! どうやったら防げた?

  8. 8位

    ソフトウェア・仮想化

    Microsoft IQとは? AIエージェントが必要とする理由は? マイクロソフトの担当幹部が解説

  9. 9位

    IoT

    フィジカルAI時代を見据え、NTTドコビジがNaaS基盤を強化 数万台のIoTデバイスをセキュアに管理

  10. 10位

    デジタル

    Zscaler Internet AccessのIKEv2接続例 ヤマハRTX1300でZIA経由の冗長IPsec VPNを構築する方法

集計期間:
2026年09月22日~2026年09月28日
  • 角川アスキー総合研究所