PeopleX、「PeopleData総合研究所」を設立。「報酬サーベイ結果報告<2024年>」を公開
株式会社PeopleX
「同じ等級でも男女に賃金格差」「エンジニア職等は現場報酬が高いが役員レベルではビジネス職を下回る」
エンプロイーサクセス事業を推進する株式会社PeopleX(本社:東京都渋谷区、 代表取締役CEO:橘 大地、以下:当社)は、当社が保有する独自データを活用し、企業の人事戦略を支援するための調査・研究を行う新たな組織「PeopleData総合研究所(以下、PeopleData総研)」を設立したことをお知らせいたします。その第一弾アウトプットとして、「報酬サーベイ結果報告<2024年>」を公開いたします。
「PeopleData総研」設立の背景と目的
「地球上で働くすべての人への支援を通して成功に導く(ピープルサクセス)」をパーパスに掲げ、企業の人的資本経営を実現する総合型HRカンパニーを目指す当社には、「スキル」を中核にした様々なPeopleDataが蓄積されています。
採用面接、評価査定、人事異動といった状況下で、公平性を担保しつつ、企業成長に資する意思決定を実現するには、市場動向も見据えた客観的なデータが欠かせません。当社が保有する前述のデータをもとに、企業の人事戦略を支援するため、このたび「PeopleData総合研究所」を設立しました。今後、独自データのレポーティングや、データに基づいた人事戦略の提言、外部機関や企業との連携などを行ってまいります。
PeopleData総研で扱う主なPeopleDataは下記になります。
「PeopleWork」のスキルデータ
各企業の社員が保有するスキルの種類とレベルを把握し、スキルデータとして蓄積しています。企業はこのデータを活用することで、スキル単位での人材登用、配置、採用といった人事戦略を推進することが可能になります。
「PeopleAgent」のキャリアデータ
独自のスキルサーベイを通じて、求職者のキャリアデータを蓄積しています。個々の求職者に対しては、強化すべきスキルとそれによるキャリアパスを提案し、求人企業にはスキルベースでのマッチングを実現します。
「PeopleConsulting」の報酬データ
市場の報酬水準を職種別にデータで把握できる「報酬サーベイ」を実施し、職種別の報酬データを蓄積しています。自社の給与基準や報酬制度のベンチマークになると同時に、報酬とスキルのデータを掛け合わせた価値提案が可能です。
※上記各データは顧客情報を直接閲覧するものではなく、あくまで統計情報として活用するものです。
「報酬サーベイ結果報告<2024年>」について
当社では独自に集計したデータをもとに、職種別の賃金相場を調べることができる報酬データベースを構築しています。本データベースは職種別、新卒/中途別、等級別、企業フェーズ別などの切り口で構成されています。
本サービスは、自社の賃金データを提供いただいた企業様を対象に、職種別の賃金相場を調べることができる報酬データベースの内容をレポート形式で提供するものです。このたび、その一部を抜粋として一般公開することにいたしました。
URL:https://peoplework.jp/resources/pay-survey2024/
<調査結果サマリー>
1. 同じ等級でも男女間の賃金格差が存在し、等級が上がるにつれてその格差が拡大する傾向が見られる。女性の報酬は男性より「平均13.2%」低い。
2. 等級1~6ではプロダクト職(エンジニア職等)の報酬が相対的に高い水準に。スキルの市場価値の高さが報酬に反映
3. 役員レベルになると順位が逆転し、ビジネス職・コーポレート職がプロダクト職の報酬を上回る
同じ等級でも男女に賃金格差。女性の報酬は男性より「平均13.2%」低い。
1年間あたりの報酬データについて、等級別の報酬額の中央値を男女ごとに比較しました。
n=940人(2024年11月時点)
各等級の中央値同士で比較すると、同じ等級でも男女間の賃金格差が存在し、等級が上がるにつれてその格差が開いていくことが明らかになりました(等級7を除く)。等級1~6の各等級内における男女の報酬差を平均すると13.2%になります。
※等級7では女性の報酬が男性の「149.5%」と逆転していますが、データの偏りを加味し、除外して考察しています。また提示の報酬額は等級ごとの中央値であり、報酬差の平均値において人数比を考慮しておりません。結果は参考値として解釈ください。
プロダクト職の報酬が相対的に高いが、役員レベルになるとビジネス職・コーポレート職が上回る
職種別の1年あたりの報酬データについて、中央値で比較すると報酬の高さはプロダクト職(エンジニア、デザイナー、データ・サイエンティスト等)、ビジネス職(営業、販促・マーケティング、事業開発、店舗開発等)、コーポレート職(総務、経理、人事、法務等)の順となり、プロダクト職の報酬が相対的に高い水準にあることが明らかになりました(等級7を除く)。しかし、役員レベルではビジネス職、コーポレート職が上回り、順位が逆転しています。
各職種の等級・職位別報酬レンジ・中央値などのデータに関心のある方は、下記のフォームより資料を無料でダウンロードいただけます。
URL:https://peoplework.jp/resources/pay-survey2024/
業績直結型の組織人事・報酬設計コンサルティングサービス「PeopleConsulting」
会社の業績向上のため人事部門の役割は、社員のスキルアセスメント、事業部と連携したスキルアップ、外部からの採用戦略、採用後のオンボーディングなど多岐に渡ります。当社では、これらの業績直結型の組織人事コンサルティングを行います。「報酬サーベイ」によって蓄積された職種別の報酬データを元に、自社の給与水準や報酬制度について定量的な価値提案も可能です。「PeopleConsulting」に興味をお持ちの方は、下記フォームよりお問い合わせください。
https://peoplex.jp/contact
本リリース内容を担当したPeopleX社員
■PeopleX 会社概要
法人名:株式会社PeopleX
代表 :橘 大地
資本金 :116百万円(資本準備金含む)
所在地 : 東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目27-5 リンクスクエア新宿16階
事業概要:エンプロイーサクセスプラットフォーム「PeopleWork」の開発・運営
人事向け総合型HRコンサルティングサービスの提供
社員のエンゲージメント向上に特化したギフトの制作・提供
人材紹介エージェンシー「PeopleAgent」の開発・運営
WEBサイト:https://peoplex.jp
製品サイト:https://peoplework.jp
■本件に関するお問い合わせ
株式会社PeopleX 広報担当 TEL:03-6683-4199 Mail:info@peoplex.jp