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2025年度のHPEは、パートナーも含む“One HPE”でEdge-to-Cloudを推進

HPE GreenLakeは“第3章”に突入、無計画に構築されたハイブリッドクラウド解消へ

2024年12月16日 07時30分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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第3章に突入したHPE GreenLakeを、パートナーも含めた「One HPE」で

 ここまでの事業方針に対する、日本市場における施策としては「One HPE」を掲げる。昨年度は、HPE内の各部署で共通のゴールを目指すという「Journey to One」を掲げたが、さらにパートナー企業も含めて事業を推進していくという思いが込められている。

 

 その上で、注力していくのが「Edge-to-Cloudサービスの拡充」だ。Edge-to-CloudのプラットフォームであるHPE GreenLakeの歴史を振り返ると、2019年に“Everything as a Service”としてすべてのハードウェアやソフトウェアを従量課金で提供すると打ち出したのが第1章、その後、ベンダー・クラウドニュートラルを進めたのが第2章になるという。そして、第3章として、前述した「Hybrid Cloud by Design」により企業のビジネス変革を推進していくという。

 Hybrid Cloud by Designを加速するソリューションとして、AIを多くの企業に利用してもらうための「Enterprise AI」やハイブリッドクラウド環境を手軽に利用するための「サービスカタログ」、KVMをベースとしたVMware代替の仮想化ソフト「HPE VM Essentials」、機密性の高い情報を扱う企業向けの「disconnected環境」などを日本でも展開していく。

Edge-to-Cloudサービスの拡充

 加えて、パートナー企業との連携も強化していく。まず2025年度から、HPEのコンピュート・ストレージにおけるパートナーセールスとHPE Arubaのパートナーセールスをひとつのチームとして統合。また昨年度は、GreenLakeサービスをパートナー企業に開放することで、新規獲得の大部分をパートナー経由で得るという成果を得たが、さらにHPEのハードウェアやソフトウェア、サービスのアセットとパートナーの独自ソリューションを組み合わせる、ソリューションセリングを強化していく方針だ。

パートナー企業との連携強化

企業のAI活用をシンプルにするNVIDIAとの包括ソリューションも

 また、説明会ではNVIDIAの日本代表兼米国本社副社長である大崎真孝氏がビデオ登壇。2024年6月に発表された「NVIDIA AI Computing by HPE」について触れた。

 NVIDIA AI Computing by HPEは、NVIDIAのAIコンピューティング技術とHPEのサーバー技術やサービスを融合させた、企業の生成AI導入を支援するための包括的なソリューションだ。「リファレンスアーキテクチャーではなく、実際のソリューションとしてターンキーで(すぐに利用できる状態で)提供されるのが特徴」と望月氏。

 NVIDIAのAIモデルの推論環境を効率的にデプロイするための「NVIDIA NIM」や企業向けソフトウェア、GPUなどが、HPEのプライベートクラウドのアセットと統合された形で提供され、企業のAIワークロードに合わせた4つのサイズが用意されている。

NVIDIA AI Computing by HPE

 大崎氏は、「NVIDIAのプラットフォーム戦略を推進において、HPEとの協業は極めて重要。一般的にAIシステムは従来のITシステムと異なる点が多く、多くの企業でノウハウが蓄積されておらず、導入のハードルが高い。こうした課題に対して、NVIDIAのプラットフォームとHPEの製品やサービス力を組み合わせることで、あらゆるユーザー企業が最先端のAIインフラやサービスを活用できる環境を実現できる」とコメントを寄せた。

エヌビディア 日本代表兼米国本社副社長 大崎真孝氏

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