膨大な商品情報や社内知識を提供するチャット型企業向けAIソリューション「MARIA AI」提供開始
ボンギンカン株式会社は12月2日から、企業向けAIソリューション「MARIA AI」の提供を開始した。企業内の情報共有や問い合わせ対応の負担軽減を支援する。
「MARIA AI」は、膨大な商品情報や社内知識を提供するチャット型の企業向けAIソリューション。商品情報や社内資料が分散して必要な情報を見つけるのに時間がかかるといった課題や、扱う商品数が多く営業スタッフが詳細を記憶するのが難しかったり、コールセンターで回答に時間がかかったりする際に、社内の百科事典のように活用できるとする。
「MARIA AI」は同社独自の技術によって、登録されていない情報を勝手に生成する「ハルシネーション」をほとんど起こさず、正答率99.8%(同社調べ)での情報提供が可能だという。また、テキスト送信から0.4秒で回答を開始するため、リアルタイムでのチャットや会話が可能で、ビジネスの現場で求められるスピードに応えられるとしている。加えて、クラウド上のLLM(大規模言語モデル)に依存せずにローカル環境での実装を実現し、機密情報の漏洩リスクを低減する。
活用シーンとしては、顧客との商談時に電子カタログと連携して製品情報を瞬時に提供・提案する営業支援や、製造現場で技術仕様やマニュアル情報を即時に提供してトラブル対応や品質管理を支援する技術サポート、物件情報などのデータベースと連携して顧客への問い合わせ対応や提案をスムーズに行う不動産業界での活用、FAQデータと連携したコールセンターでの問い合わせ対応など、多様な場面を想定しているという。