Spectee、AIリアルタイム防災・危機管理サービス「Spectee Pro」を海外展開

　防災テックスタートアップの株式会社Specteeは12月2日、AIリアルタイム防災・危機管理サービス「Spectee Pro」を海外展開することを発表した。独立行政法人国際協力機構（JICA）の「中小企業・SDGsビジネス支援事業」を活用し、フィリピン政府および関連機関に80ライセンスの導入が決定したという。

「Spectee Pro」は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータや全国の道路・河川カメラを用いて、リアルタイムで世界の災害情報を分析、可視化、予測する能力を持つ。これにより、民間企業や自治体の災害対応やBCP（事業継続計画）に貢献する。

　Specteeは、JICAの「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択され、これまでフィリピンにおける実証実験などを行い、現地のニーズに応じたソリューションの開発を進めてきたという。これらの成果ももとに、日本発の防災ソリューションとして、海外市場への展開を行っていくとしている。

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