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”ありのままの音”を再現する製品

パナソニック、業界初の磁性流体ドライバー搭載する完全ワイヤレス「EAH-AZ100」

2025年01月08日 10時10分更新

文● 市川/ASCII 編集⚫︎ASCII

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EAH-AZ100

 パナソニックは1月8日、Technics(テクニクス)ブランドの完全ワイヤレスイヤホンでは最上位機種となる「EAH-AZ100」を発表した。発売は1月23日。価格はオープンプライス(実売価格は3万9600円前後)。

 期間中(2025年2月28日まで)に正規取扱店でAZ100を購入すると、全員にオリジナルガジェットポーチをプレゼントするキャンペーンも実施する。

脚色のない音の再現にこだわる

 ベースやドラムなど重低音を強調せず、アーティストが奏でる「ありのままの音」(生音質)を伝えることが1つのテーマ。生音質を届けるため、EAH-AZ100は、業界初の磁性流体ドライバーを採用した。

 また、アルミニウム振動板、極薄エッジなど、10万円クラスの有線ハイエンドイヤホン「EAH-TZ700」のドライバー技術を完全ワイヤレスイヤホンの筐体に詰め込んだフラッグシップモデルとなっている。

液状で粘性を持つ磁性流体ドライバー

  注目の磁性流体ドライバーは、上下のストローク運動を正確に制御するため、写真のようにドライバーの一部に用いられている。

磁性流体がどんなものなのかというデモ。液状だが磁力を持つため、下に磁石を置くとその部分が反発して、盛り上がっている。

 磁性流体を採用すると、振動板と一体になっているボイスコイルがその表面をなめらかに滑る。結果、動作にブレが生じにくくなり、全帯域で正確なストローク動作が可能になる。結果、忠実な音楽再生ができるという触れ込みだ。

 音域については磁性流体との組み合わせで実現できた極薄エッジを採用。低域再現に必要な振動板の振動を大きく取れ、超低域の再現が確保できたという。これが豊かな低音と臨場感の実現につながっている。

 また、素材をアルミニウムにすることで、高域まで追従する正確な振動動作が可能になっている。素直に伸びきった中~高音域も響かせることができるという。

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