OpenAIは現地時間12月9日、動画生成AI「Sora」の一般提供を開始した。テキストプロンプト(指示文)から動画を生成するほか、静止画の動画化や既存動画のリミックスなど、多彩な機能を備えている。
Our holiday gift to you: Sora is here. https://t.co/UhdmYuGHtTpic.twitter.com/ljoruQsfO0
— OpenAI (@OpenAI) December 9, 2024
「ChatGPT Plus」(月額20ドル、約3000円)では、720p解像度で5秒間の動画を月50本まで生成できる。「ChatGPT Pro」(月額200ドル、約3万円)では、1080p解像度で20秒間の動画を月500本まで生成でき、さらに「リラックスモード」での無制限生成も可能だ。
新機能「Storyboard」と「フィード」も追加された。Storyboardは複数の生成動画を時系列で組み合わせる機能で、フィードは他のユーザーの生成動画とプロンプトを閲覧できるギャラリー機能だ。
ただし、まだ物理法則の表現や長時間の一貫した動作の生成には制限があり、OpenAIも「多くの制限がある」と説明している。また、著作権保護のため有名人や著作権キャラクターを含むプロンプトは拒否され、子どもの画像からの動画生成も現時点では許可されていない。
サービスは日本を含め、米国をはじめとする多くの国で利用可能だが、欧州連合(EU)と英国では規制上の理由から、現時点では提供時期が未定となっている。なお、記事掲載時点ではアクセス集中のため一時的にアカウント作成が不可能になっており、関心の高さがうかがえる。