電脳交通、「タクジット」提供開始で地方都市の公共交通利便性を向上

　電脳交通は12月1日より、列車内で降車後のタクシーを事前に手配できるサービス「タクジット」を提供開始した。

　「タクジット」は、鉄道からタクシーへの乗り継ぎをスムーズに行うためのサービスで、ユーザーは列車内で二次元コードを読み取り、必要な情報を入力することで、降車時にタクシーの手配を完了できる。電脳交通の配車システム「DS」を通じて提供されるこのソリューションは、地方都市におけるアクセスの課題を解決するために設計された。

　電脳交通によると、地方都市ではタクシー乗り場の不足や配車アプリの普及遅れが問題となっており、駅到着後にすぐに移動手段が確保できない状況が多数報告されている。同社は、実証実験においてサービスの有用性を確認済みで、特にビジネス客や観光客から高い評価を得ているという。今後は、このサービスの運用を通じて地域全体の交通利便性向上に貢献していくとしている。

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