UbuntuのインストールからAI TOP Utilityの設定まで!
GIGABYTEのAI TOPで自分だけのAIを作れるようになろう
GIGABYTEは今年6月に開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2024において、ローカル環境でAIの学習を加速するためのデスクトップとしてAI TOPを発表した。このAI TOP、ユーザーの環境に合わせて6種類のマザーボードと4種類のビデオカード、2種類のSSDが用意され、ニーズに合わせて組み合わせてシステムを構築できる。このAI TOPマシンを実際に利用可能にするところまでを、ここではご紹介したい。
AI TOPシリーズは、オフラインで自分だけのAIを作れる「AI TOP Utility」のライセンスが含まれているのが特徴だ。オフラインでのAI学習は、企業秘密をAIに覚えさせて新たな技術開発に役立てたい、顧客情報をAIに覚えさせて商品ターゲットを絞り込みたいなど、データをクラウドにアップするのは抵抗がある場合において効果的だ。AI研究者が自宅でAI学習の研究をする際にも役に立つ。
信頼性と堅牢性に特化したAI TOPシリーズで固めたシステムを紹介
使用するシステムは以下のとおり。
検証環境 | |
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CPU | AMD「Ryzen Threadripper PRO 7975WX」 |
CPUクーラー | Silverstone「IceGem 360」 |
マザーボード | GIGABYTE「TRX50 AI TOP」 |
メモリー | TEAMGROUP「T-CREATE MASTER DDR5 16GB×8」 (Threadripperの仕様の関係で、DDR5-5600動作) |
ビデオカード | GIGABYTE「GeForce RTX 4070 Ti SUPER AI TOP 16G」 |
ストレレージ | GIGABYTE「AI TOP 100E SSD 1TB」 |
電源ユニット | GIGABYTE「UD1600PM PG5 AI TOP」 |
PCケース | GIGABYTE「AORUS C500 GLASS」 |
ここでちょっとしたTipsを。マザーボードのカバーを取るとM.2スロットが4つあるが、Ubuntuでブートする場合、最下段の2つにNVMe SSDを装着してもブートが上手くいかない。中段ないし上段にブート用SSDを装着することをお勧めする(データ用SSDは最下段でも問題ない)。