ソナス、次世代無線式振動計「Sonas x04シリーズ」を発表。高速データ収集と省電力性を両立
東大発ベンチャーのソナスは、新たな構造物モニタリング向け無線式振動計「Sonas x04シリーズ」を発表した。
Sonas x04シリーズは、センサ端末のデザインを一新し、利便性を向上したモデルだ。特に、内蔵バッテリの交換が容易になり操作面での改良を重ねた。また、IoT無線LTE-Mを活用することにより、通常時に省電力かつ高速な加速度データ収集を可能とした。さらに、親機不要の単点計測モデル「Sonas x04 Cell」も後日発売予定。
この新しい振動計シリーズは、構造物モニタリングを低コストで行える点で注目されている。自然災害が多発する現代において、建物やインフラの健全性を迅速に把握することは、防災の観点から極めて重要だ。ソナスの無線システムを利用することで、配線レスでの振動計測を手軽に実現し、大規模な実用化を目指す。