LINEを活用した予約システムが、横浜市のデマンド交通サービスに導入
株式会社NearMe
横浜市が民間企業との共創によって運営している生活サービスに参画!旭区旭北地区を運行エリアとして、本日、12月2日(月)より実証運行開始
移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMe(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高原幸一郎、以下:ニアミー)が提供する「LINEを活用した予約システム」が、横浜市(市長:山中竹春)が公民連携により、地域の商業・飲食・医療等の生活サービス関連施設・店舗と連携した、新たな移動サービスの実証運行におけるデマンド交通システムに導入されました。
なお、国土交通省の令和6年度「共創・MaaS 実証プロジェクト」における共創モデル実証運行事業にも選定されている本デマンド交通システムの実証運行期間は本日より2025年1月31日(金)までです。
背景
横浜市が民間企業との共創によって展開する『デマンド交通システム』の実証運行エリアとなる横浜市旭区旭北地区エリアは、鉄道駅から離れた場所に位置し、幹線的なバス路線に囲まれた交通空白地域です。また、 高齢化率が31.9%であり、高齢者が多く居住しているエリアでもあり、日々の生活において移動の課題を抱えやすい住環境であることが予想されます。
このたび、地域の商業・飲食・医療等の生活サービス関連施設・店舗と連携した、新たな移動サービスの実証運行を実施します。実証運行においては、将来的に民間事業者が主体となり事業を継続できるように、生活サービス施設と連携した移動サービスの実現性を実証実験で検証します。その中で、ニアミーは実証実験の企画、交通サービスの予約・配車システムを担います。
運行に先駆けて、去る7月、運行エリアの住民の方々にアンケート「スマホによる予約・乗車の体験乗車会」を行ったところ、半数を超える住民の方々がスマートフォンによる本サービスの乗車予約について「簡単そうだった」と回答いただきました。 アンケートを通じて、地区内の主要な生活サービス施設との連携の可能性に加え、路線バスとの接続を考慮した広域圏への移動も期待ができると考えています。
ニアミーは、1つの車両を複数組でシェアする「ライドプーリング」によって、既存のアセットを活用しながら輸送量を「質」の観点から高めていくことで“シェア乗り”を移動の選択肢として定着させていくことを目指しています。また、本実証運行を共創者とともに事業として継続させていくことで、移動手段の確保に留まらず健康増進、経済効果、環境負荷低減などの多面的な付加価値を生み出し「生活を支え、生活の質を向上させる」移動サービスへと進化させていくことを目指していきます。
実証実験概要
※2024年12月2日(月)時点。内容が変更となる可能性があります。
※詳細はWEBサイトhttps://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kotsu/chiikikotsu/asahikitademand.htmlをご確認ください。
株式会社NearMe 代表取締役社長 高原幸一郎 コメント
ニアミーは『移動の「もったいない」を解決し、1人でも多くの人が、自由に移動でき、住みたい街に住み続けられる社会を実現すること』をミッションに掲げています。
今回の取り組みを通じて、より多くの皆様が日々の生活の中で“シェア乗り”による負担が少ないドアツードアでの移動手段を取り入れていただくこと、そして、その移動方法が定着していくことで、少しでも移動をポジティブに捉え直していただく機会になればと考えています。そのために、好きなタイミングで好きなところに移動するきっかけを、今回のデマンド交通システムの提供を通じて創っていきたいと考えています。
「NearMe」について
「NearMe」は、独自のAIを活用した最適なルーティングで、出発地から目的地までの移動をドアツードアで結ぶタクシーのシェアサービスです。その中でも、空港とその周辺の都市部を結ぶ空港送迎型のエアポートシャトルサービスは、2019年8月のサービス開始よりこれまで延べ85万以上※1の方々にご利用いただいています。 現在は、羽田空港、成田空港をはじめ全国16の空港※2(成田国際・中部国際(セントレア)・関西国際・大阪国際(伊丹)・東京国際(羽田)・新千歳・福岡・北九州・那覇・旭川・帯広・青森・仙台・静岡・南紀白浜・徳島)と、空港周辺の都市部でご利用いただくことができます。対象エリアであれば、出発地となるご自宅から空港、そして空港から最終目的地まで一気通貫でつながるため、公共交通機関の乗り換えがなくなるなど、ストレスフリーな移動体験を提供することができます。また、貸切送迎サービスや、東京都と千葉県全域のゴルフ場と東京都23区内を結ぶゴルフシャトルなど、シチュエーションに応じて様々な移動のニーズに対応するための各種サービスを展開しています。
その他にも、スポーツ観戦における移動をスムーズにし、スタジアム周辺の渋滞によるCO2排出や排気ガスによる環境問題、交通事故など様々な地域課題解決を目指した『スタジアムシェアタクシー』※3や、秋田県美郷町の観光二次交通の課題解消を目指した『ミズモシャトル』※3、高齢者の移動支援サービスのAIデマンドシステムとして採用された山形市の「金井地区モデル事業(かなみちゃんタクシー)」など、地域ごとの交通課題解消を目指した様々な実証事業を行っています。
※1 2024年8月時点。
※2 2024年4月時点。旭川空港、帯広空港、仙台空港、静岡空港は貸切送迎サービスのみ。
※3 実証事業は終了しています。
会社概要
会社名 :株式会社NearMe
所在地 :東京都中央区日本橋富沢町9-4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町
代表者 :代表取締役 高原幸一郎
設立 :2017年7月18日
URL :https://nearme.jp/
移動の「もったいない」を解決し、1人でも多くの人が、自由に移動でき、住みたい街に住み続けられる社会を実現することをミッションに掲げ、まずは、リアルタイムの位置情報を活用して地域活性化に貢献するマッチングプラットフォームになるべく、シェアリングエコノミーのMaaS領域から事業活動をスタート。
2019年8月より空港送迎型のエアポートシャトルを運営し、独自AIを発展させ、ルーティングの最適化技術を確立。この技術を活用し、不特定多数ではなく少人数かつ誰が乗車したか追跡できる方法で活用していただける街中相乗りサービスなどを展開しています。なお、ニアミーは、2023年4月、経済産業省が行政との連携実績のある企業を中心に事例を紹介する「行政との連携実績のあるスタートアップ100選」に掲載。週刊東洋経済(発行:東洋経済新報社)の『「すごいベンチャー100」2023年最新版』、日経クロストレンド(発行:日経BP社)の「未来の市場をつくる100社【2024年版】」にそれぞれ選出。「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)の開催期間内に行われた日本最大級のピッチイベント『Pitch Contest & Award』でクランプリを獲得。デロイト トーマツ グループが発表したテクノロジー企業成長率ランキング「Technology Fast 50 2023 Japan」では、447.8%の収益(売上高)成長を記録して9位を受賞。