PlayStation Portal リモートプレーヤーとはまた別のコンセプトに?

ソニー、PS5対応の携帯ゲーム機を開発か Bloomberg報道

2024年11月26日 15時15分更新

文● Zenon/ASCII

画像は筆者のPlayStation Vita(現役稼動中)

 米メディアBloombergは11月25日、ソニーグループがPlayStationの携帯型ゲーム機を新たに開発中だと報じた。PlayStation 5のゲームを外出先でも遊べるとしている。

 匿名の関係筋による公式ではない情報、つまり“うわさ”レベルではあるが、いちゲームユーザーとしては期待の目を向けたくなる報道だった。

 というのも、PlayStationブランドの携帯ゲーム機というと、2004年に発売された「プレイステーション・ポータブル(PSP)」、2011年に発売された「プレイステーションVita(PS Vita)」がある。
(2009年には時代を先取りし過ぎたダウンロード専用機「PSP go」も発売)

 いずれも名作を数多く世に送り出したハードであり、筆者も多くのゲームを遊んだ思い出が蘇る。すでに公式のサポートは終了したが、今でもPS Vitaにダウンロード済みのゲームをたまに起動して遊ぶほどだ。

知る人ぞ知るソフト「俺に働けって言われても」など、オンリーワンなゲームがここにある!

 そして、PlayStation 5とWi-Fiで通信して、疑似的に携帯型ゲーム機のように遊べるハード「PlayStation Portal リモートプレーヤー」が2023年11月に発売。今月にはアップデートにより、ついにクラウドストリーミングでPS5のゲームを遊べる機能を実装した(※)。
※ベータ版。利用にはPlayStation Plus プレミアムへの加入が必要

発売中のPlayStation Portal リモートプレーヤー

 つまり、需要はあるのだ。プレイステーションのゲームを、ベッドに寝そべりながらプレイしたいのだ。お外で……はプレイしないかもしれないが、出張先のホテルなどで遊ぶ用に「かさばらない」携帯型ハードがあると嬉しいというのは個人的な願望でもある。

 現在、携帯ゲーム機市場は任天堂のNintendo Switchや、ValveのSteam Deck、ASUSのROG Allyなどのポータブルゲーム機で占められている。とくにNintendo Switchは「後継機種」が発表間近とされており、大きな注目を集めている形だ。

 最近ではMicrosoftがXboxの携帯型ゲーム機を開発中という“うわさ”も聞こえている。PlayStationブランドの携帯型ゲーム機についても、まだまだ先かもしれないが実現する可能性に期待したい。

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