MUFG、SKS JAPAN 2024のプラチナパートナーに
金融機関としては初めて
10月下旬、都内で「SKS JAPAN 2024 -Global Food Tech Summit-」が開催された。
複数のカンファレンスを主体としたイベントで、開催は7回目。食に起因する社会課題の解決や、将来的なフードシステム、エコシステムの構築を目指そうとする企業やメンバーが国内外から集まった。
参加企業は食品の製造業者、加工業者をはじめとして、製薬会社、商社、不動産事業者、メディアなど多岐に及んだ。
イベントの最上位パートナーである「Platinum Partners」には、三井不動産と三菱UFJ銀行(MUFG)が名を連ねた。
スポンサーの並びを見ていて、考えたことが2つある。グループをまたいだ2社が同格で協賛をしている点が珍しい。もうひとつは、不動産は観光と直接的に関わっていて、食文化とも密接に関与しているが、金融機関が食の分野に積極的に参加しようとしている点が珍しい。
何が起きているのか。または、何が起ころうとしているのか。
そもそもの話になるが、MUFGは食に関する取り組みを強化しており、2024年にスペインで開催されたFood 4 Futureでは「Future Food Vision」として、共創パートナーとの取り組みを始動している。
だが、SKS JAPANへのプラチナパートナーとしての協賛は、金融機関としては初めての試みであるらしい。「金融機関の名前をここで見るのは、珍しい」と感じたのは、どうやら検討外れではないようだ。