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将来の食にまつわるサプライチェーンに参加

三菱UFJ銀行、食の分野に注力する理由

2024年12月10日 12時00分更新

文● ASCII

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SKS JAPAN 2024のセッションのうちのひとつ「&mog 街づくりを通じた食の産業創造」で、七尾克久氏(三井不動産株式会社)、菊永義人氏(三井不動産株式会社)、柴沼俊一氏(株式会社シグマクシス・インベストメント)、小杉裕司氏(株式会社三菱UFJ銀行)が登壇した

MUFG、SKS JAPAN 2024のプラチナパートナーに
金融機関としては初めて

 10月下旬、都内で「SKS JAPAN 2024 -Global Food Tech Summit-」が開催された。

 複数のカンファレンスを主体としたイベントで、開催は7回目。食に起因する社会課題の解決や、将来的なフードシステム、エコシステムの構築を目指そうとする企業やメンバーが国内外から集まった。

 参加企業は食品の製造業者、加工業者をはじめとして、製薬会社、商社、不動産事業者、メディアなど多岐に及んだ。

 イベントの最上位パートナーである「Platinum Partners」には、三井不動産と三菱UFJ銀行(MUFG)が名を連ねた。

 スポンサーの並びを見ていて、考えたことが2つある。グループをまたいだ2社が同格で協賛をしている点が珍しい。もうひとつは、不動産は観光と直接的に関わっていて、食文化とも密接に関与しているが、金融機関が食の分野に積極的に参加しようとしている点が珍しい。

 何が起きているのか。または、何が起ころうとしているのか。

 そもそもの話になるが、MUFGは食に関する取り組みを強化しており、2024年にスペインで開催されたFood 4 Futureでは「Future Food Vision」として、共創パートナーとの取り組みを始動している。

 だが、SKS JAPANへのプラチナパートナーとしての協賛は、金融機関としては初めての試みであるらしい。「金融機関の名前をここで見るのは、珍しい」と感じたのは、どうやら検討外れではないようだ。

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