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インテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ 2)を搭載した最新モデル登場

今後のPCはAI対応が当たり前になる、それならエイサーのCopilot+ PCがいいーー「Swift 14 AI」で生産性アップ

2024年11月25日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII

提供: 日本エイサー

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Copilot+ PCというAIパソコンの基準

 AIパソコンの中で、1つの基準を設けたのが、マイクロソフトが提唱する「Copilot+ PC」である。Windows 11には、生成AIによる「Copilot」が昨年から搭載されているが、アプリでのAI活用も進められている。そこで一定の基準を満たすAI処理能力のあるマシンをCopilot+ PCと認定し、独自の機能やアプリが追加される。

 Copilot+ PCとして認定されるには、40TOPS(Tera Operation Per Second)以上の処理能力を有するNPUを搭載し、以下のプロセッサーを搭載したものとされている。

・Qualcomm Snapdragon X
・インテル Core Ultra(シリーズ2)
・AMD Ryzen AI 300

 ちなみに、先述のインテル Core Ultra(シリーズ1)もNPUを内蔵するCPUだが、処理能力が条件に満たないため、Copilot+ PCの対象外となる。ただし、通常のCPUよりはAI処理に長けているので、立派なAIパソコンである。

 Copilot+ PCに搭載される独自機能としては、Copilotのほかに自分が描いた絵を参考に画像生成する「コクリエイター」、ゼロから画像を生成できる「イメージクリエーター」、画像の背景などを差し替える「リスタイル」、Web会議のビデオ映像にエフェクトをかける「Windows Studio エフェクト」、音声を翻訳して字幕表示する「ライブキャプション」、ゲーム映像を高画質化する「自動超解像度(Auto SR)」、新たな検索機能の「リコール」(今後利用可能に)などがある。

インテルCore Ultra シリーズ2搭載のSwift 14 AI

エイサーのCopilot+ PC「Swift 14 AI」。今回お借りしたモデルはAmazonで販売されている上位モデル(SF14-51-A73Z)だ

 エイサーでは、こうしたAIパソコンに力を入れている。

 これまでも数機種を発売しているが、新たにインテル Core Ultra シリーズ2搭載のCopilot+ PC「Swift 14 AI」が登場した。

 まずは、Swift 14 AIの外観から。本体のサイズは約312.40(W)×221.20(D)×15.95(H)mmで、重量は約1.26kg。ダイヤモンドカットのエッジを備えたスタイリッシュなデザインが目を引き、アメリカ国防総省制定MIL規格「MIL-STD-810」に対応した、丈夫で薄くて軽いので持ち運びもしやすいモバイルノートパソコンだ。

色はスチームブルーで、天板もスッキリしていてスタイリッシュ

 ディスプレーは14インチWUXGA(1920×1200)OLEDを搭載し、広色域でカバー率はAdobeRGBで100%、DCI-P3も100%。VESAの「DisplayHDR True Black 500」の認定も受けており、クリエイティブ作業にも最適だ。しかも色調が変わることなく低ブルーライト仕様のため「TÜV Rheinland Eyesafe認証 2.0」の目に優しいディスプレーとなっている。

OLEDなので発色がよく、黒色が締まっている。広色域なので、クリエイティブな使い方にもオススメ

 中身を見ていくと、CPUはインテル Core Ultra 7プロセッサー 258Vを搭載(今回お借りしたモデル。インテル Core Ultra 5プロセッサー 226V搭載モデルもあり)。AI処理に長けた最新プロセッサーだ。薄型ノートパソコンで強力なパフォーマンスとバッテリー持続時間、AI処理に長けたマシンに与えられる「インテル Evo エディション」に準拠している。

「HWiNFO 64」でのシステム情報。#GPU2にNPUの情報が割り当てられている

 メモリーは32GB(16GBモデルもあり)、ストレージは1TB(512GBモデルもあり)で、インターフェースはHDMI×1、USB4×2(Thunderbolt 4対応、PD/映像出力対応)、USB 3.2×2、ヘッドフォン/スピーカージャック×1。Wi-Fi 6Eに対応(アップデートによりWi-Fi 7に対応)し、指紋認証も搭載。Webカメラは、約360万画素でWindows Hello顔認証に対応している。

右サイドには、USB 3.2、ヘッドホン出力

左サイドには、HDMI、2基のUSB4(Thunderbolt 4対応、PD/映像出力対応)、USB 3.2備える。ビジネスでの利用には十分だ

Webカメラは、約360万画素でWindows Hello顔認証に対応。カメラにはスライド式のシャッターを備え、物理的に映像をカットできる

キーボードはフルキー仕様。電源ボタンには指紋認証センサーが組み込まれており、顔認証と併用できる

 バッテリー駆動時間は、最大17.5時間。従来よりAI処理による電力消費の効率化が図られているため、長時間駆動を実現している。このあたりもNPU搭載の恩恵が表れている。

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