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【便利】「iPhoneのストレージがいっぱいです」と言われたら、MagSafeのコレだ

2024年11月09日 17時00分更新

文● 南田/ASCII 編集●ASCII

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「SSMG-UWC」シリーズのメリットとデメリット

 以下、「SSMG-UWC」シリーズならではの特徴(メリット)と、購入する際に注意したいポイント(デメリット)について解説します。

特徴1:MagSafeで動画撮影のジャマにならない

 最大の特徴は、MagSafe対応という点に尽きます。動画撮影中に本体ごとSSDを手で抱えたり、USBケーブルでブラリと外付けSSDが垂れ下がったりするシーンとは皆無。つまり、ジャマにならない=快適です。撮影のたびに付け外ししなくてOKなので、小まめに動画をSSDに書き出す運用でも、手間がひとつ減る効果は絶大です。

MagSafeでiPhoneに固定できるのが最大の特徴。撮影時に接続したSSDを手で押さえたり、USBケーブルがブラリと垂れ下がったりする事態とは無縁です。

 MagSafe固定は意外なシーンでも役立ちます。社内外でPCとiPhoneをセットで持ち歩くシーンも多いと思いますが、このSSDをiPhoneにMagSafeで固定しておけば、PCでもすぐ使い回せます。大容量データ受け渡しの際に、いちいちカバンや小物入れから外付けストレージを探す必要がなくなるのは実に便利です。

特徴2:ProResの4K/120fps動画を直接SSDに記録可能

 通常版のiPhoneでも高解像度動画は大容量ですが、写真撮影時に撮影前後の動画を記録する「Live Photos」の動画も、地味に容量を圧迫します。とはいえ、小まめに「写真」アプリから外付けストレージに書き出して、元データを削除すれば問題はないはず。

 ですが、iPhone 15 Pro/16 Proシリーズで記録可能なProResフォーマットの場合は話が変わります。なんと、動画の高効率(HEVC)フォーマットの最大30倍という超大容量で、撮影を長回ししたり撮影本数が増えたりすると、あっという間に容量を圧迫します。アップルの公称値では毎分なんと約6GBを消費します。しかし、旅行先などではできるだけ高画質で思い出を記録したいもの。

iPhone ProシリーズのみのProRes撮影機能。4K/30fpsで、なんと1分間で約6GBを消費します。

HEVCの4K/120fpsでも1分で約800MB。128GBモデルでは死活問題です。

 とはいえ、アップルはきちんと対策を用意しています。iPhone 15 Pro/16 Proシリーズなら、接続した外付けストレージに直接ProResデータを記録できるのです。直接記録できるストレージの条件は以下の通り。

 1) exFATフォーマット済み
 2) 毎秒10Gbit転送対応のUSB 3ケーブル
 3) 書き込み速度は4K/60 ProResで毎秒220MB以上、4K/120 ProResで毎秒440MB以上

「SSMG-UWC」シリーズは上記の条件をすべてクリアしているというか、USB 20Gbps(USB 3.2 Gen2×2)対応なので、スペック上は15/16 ProシリーズのUSB-C仕様のUSB 3(10Gbps)の倍。iPhoneだけに使うのはもったいない性能ですね。

SSDに直接動画を記録すれば、本体のストレージ不足に悩まされることはありません。

特徴3:USB 20Gbps対応でPCでもMacでも活用できる

 MagSafe固定は意外なシーンでも役立ちます。社内外でPCとiPhoneをセットで持ち歩くシーンも多いと思いますが、このSSDをiPhoneにMagSafeで固定しておけば、PCでもすぐ使い回せます。大容量データ受け渡しの際に、いちいちカバンや小物入れから外付けストレージを探す必要がなくなるのは実に便利です。

iPhoneだけでなく、PCやMacでもフル活用できます。大容量ファイル受け渡しのために、USBメモリーやSSDをカバンから探す必要がなくなります。

 PCのUSB4端子に接続して、CrystalDiskMarkで転送速度をチェックしてみました。動画直接記録時の動作である連続書き込み速度は毎秒943MBと必要十分です。

モバイルAPU搭載PCのUSB4接続でテスト。

購入時に注意したい2つの側面

MagSafeは固定機能のみ

 MagSafeは周辺機器の装着のほか、iPhone本体の充電にも使える便利な規格。ただし、「SSMG-UWC」シリーズへの給電はUSB Type-C経由です。これは問題ないのですが、バッテリー消費が大きい動画撮影時にMagSafe対応バッテリーを装着して補う場合は、少なくともMagSafe固定が使えなくなります。長丁場の撮影では、ロスタイムになる充電時間を取るか、データ書き出し時間を取るかというジレンマが発生するかも?

ケーブル分離は善し悪しあり

 SSDと付属のUSB 3ケーブルは分離型。PCと併用する使い方ではケーブルを分離できるほうが利便性は高いものの、常時iPhoneのMagSafeに接続する運用なら、本体に収納できるケーブル一体型のほうが便利だと思いました。もしくは、本体側にケーブルを格納できる部分があれば……ケーブル紛失の可能性が減りますしね!

ケーブル分離は善し悪しですが、本体側にケーブルを格納できる部分があると良いと思いました。

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