最新パーツ性能チェック 第453回
性能も上がったが消費電力も増えた「Ryzen 7 9800X3D」最速レビュー、AI推論の処理速度は7800X3Dの約2倍!
2024年11月06日 23時00分更新
AI推論処理速度は7800X3Dのおよそ2倍
最後にUL ProcyonでAIによる推論処理速度(回数)を比較する“AI Computer Vision Benchmark”を使用する。MobileNetやInception、Real-ESRGANといった画像処理系の処理が中心となる。ここで推論エンジンはCPU、精度はFP32を指定。APIはWindows MLを選択した。
ここでも傾向は変わらない。総合スコアーでも各テストの推論回数においても、Ryzen 7 9800X3Dは7800X3Dに比べ下手をすると2倍のパフォーマンスが期待できる。PCゲーム特化のCPUと思われがちなX3Dシリーズだが、Zen 5世代のX3Dシリーズは一般的な用途でも見劣りせずにつかっていけるCPUに仕上がったといえる。
だが本命はゲームにおけるパフォーマンス
以上で前編は終了だ。後編は56本ものゲームでフレームレートを検証していくが、予告編がわりに「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー」公式ベンチマークによるテスト結果を紹介しよう。解像度はフルHDのみ、画質は“標準品質(ノートPC用)”に設定。アップスケーラーはFSRとしたがFPSに連動する動的な調整機能は使用せず、レンダースケールは100%(RS=100%)とした。ベンチマーク終了後に出るスコアーのほかに、レポートで出力されるフレームレートも比較する。
これまでパッとしなかったRyzen 7 7800X3DがCore i9-14900Kをも上回るスコアーやフレームレートを出しているが、Ryzen 7 9800X3Dはさらにその上をいく。平均フレームレートも約10%伸びているが、Ryzen 7 9800X3Dの最低フレームレートは既存のCPUよりも2段以上高い位置にあり、よりカクつきの少ない描画が楽しめるだろう。FF14以外のゲームについては、後編で検証結果を紹介するとしよう。おたのしみに。

この連載の記事
-
第473回
デジタル
Ryzen 7 9800X3Dと9700Xはどっちが良いの?! WQHDゲーミングに最適なRadeon RX 9060 XT搭載PCの最強CPUはこれだ! -
第473回
自作PC
「Ryzen 7 9850X3D」速攻検証:クロックが400MHz上がった以上の価値を見いだせるか? -
第472回
sponsored
触ってわかった! Radeon RX 9070 XT最新ドライバーでFPSゲームが爆速&高画質に進化、ストレスフリーな快適体験へ -
第472回
自作PC
Core Ultraシリーズ3の最上位Core Ultra X9 388H搭載PCの性能やいかに?内蔵GPUのArc B390はマルチフレーム生成に対応 -
第471回
デジタル
8TBの大容量に爆速性能! Samsung「9100 PRO 8TB」で圧倒的なデータ処理能力を体感 -
第470回
デジタル
HEDTの王者Ryzen Threadripper 9980X/9970X、ついにゲーミング性能も大幅進化 -
第469回
デジタル
ワットパフォーマンスの大幅改善でHEDTの王者が完全体に、Zen 5世代CPU「Ryzen Threadripper 9000」シリーズをレビュー -
第468回
自作PC
こんなゲーミングPCを気楽に買える人生が欲しかった Core Ultra 9 285HX&RTX 5090 LTで約100万円のロマンに浸る -
第467回
デジタル
Radeon RX 9060 XT 16GB、コスパの一点突破でRTX 5060 Tiに勝つ -
第466回
デジタル
Radeon RX 9060 XTは6.5万円でVRAM 16GBのお値打ちGPUになれたか? -
第465回
デジタル
遅れてやってきたPCIe5.0 SSDの大本命、リード14GB/秒超えのSamsung「9100 PRO」を実機レビュー - この連載の一覧へ






